病気の解説2026年10月10日

クラミジアも淋菌も陰性なのに、おりものの異常や性交後の出血が続く:マイコプラズマ・ジェニタリウムやトリコモナスの検査を考える。マイコプラズマ・ジェニタリウムは薬が効きにくくなっていて、治ったかの確認は治療の3〜4週間後に

おりものの異常やセックスのあとの出血で、クラミジアと淋菌の検査をしたのに陰性だった、または治療したのに症状が続く——日本産婦人科医会の研修ノート(医師向け、2026年)によると、そんなときはマイコプラズマ・ジェニタリウムの検査を行い、おりものの異常が中心ならトリコモナスも調べます。尖圭コンジローマや性器ヘルペスがないかも確かめます。マイコプラズマ・ジェニタリウムは症状が軽いか、ないことが多く、アジスロマイシンが効かない耐性の菌が44〜90%とふえています。日本では2025年に、耐性の遺伝子を調べる検査が保険の対象になりました。

目次
  1. まずはクラミジアと淋菌を調べる
  2. 陰性、または治療しても症状が続くとき
  3. マイコプラズマ・ジェニタリウムの特徴
  4. 治療と、治ったかの確認
  5. まとめ

メル美おりものがいつもとちがうし、セックスのあとに少し出血したの。クラミジアと淋菌の検査はどっちも陰性だったのに、まだ続いてて……。

プレ男クラミジアと淋菌以外にも、原因になる病気があるのかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、クラミジアも淋菌も陰性なのに、子宮頸管炎の症状が続くときの話です。日本産婦人科医会の研修ノート「No116 産婦人科診療 こんなときどうする?」の「非淋菌性・非クラミジア性子宮頸管炎の対応は?(マイコプラズマ・ジェニタリウムの対応含む)」(医師向け)をもとにまとめました。子宮頸管炎そのものについては子宮頸管炎とは?を見てください。

まずはクラミジアと淋菌を調べる

研修ノートによると、

陰性、または治療しても症状が続くとき

研修ノートによると、

クラミジアや淋菌の検査が陰性でも、ほかの性感染症が原因のことがあります。症状が続くときは、がまんせずにもう一度受診して、そのことを伝えてください。

マイコプラズマ・ジェニタリウムの特徴

研修ノートによると、

プレ男薬が効きにくい菌がこんなにふえているんだね。

治療と、治ったかの確認

研修ノートによると、

パートナーの検査と治療については、性感染症と診断されたら、パートナーにどう伝える?を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 公益社団法人日本産婦人科医会. 研修ノート No116 産婦人科診療 こんなときどうする?「4.非淋菌性・非クラミジア性子宮頸管炎の対応は?(マイコプラズマ・ジェニタリウムの対応含む)」. https://www.jaog.or.jp/note/no116_3_4/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。