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Bestiary

ヨルムンガンド世界をぐるりと一周して、自分のしっぽをかむ大蛇。雷神トールは牛の頭をえさに「世界蛇つり」に挑み、巨人ネコだと思って持ち上げたのも、じつはこの大蛇だった

2026年10月4日

小舟の上で、ハンマーをふり上げた男が太い糸を引き、海の中から大きな口の怪物がくいついている。となりで、もうひとりの男がおびえている。右上に古い文字の説明がある写本の絵
「ミズガルズの大蛇をつるトールとヒュミル」18世紀、アイスランドの写本 SÁM 66(ヤコブ・シグルズソン画、アウルニ・マグヌッソン研究所所蔵)。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 海に投げこまれ、世界をとりまく
  3. 「ネコ」の正体は大蛇だった
  4. トールの「世界蛇つり」
  5. ラグナロク:最後の対決
  6. まとめ

メル美フェンリルのきょうだいに、世界をぐるっと一周する大蛇がいるんだって。

プレ男世界一周!?そんな大蛇を、雷神トールが釣りあげようとしたらしいよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 世界の幻獣、今回は北欧神話のヨルムンガンド(ミズガルズの大蛇)です。スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』の英訳(R.B.アンダーソン訳『The Younger Edda』、1879年)を、プロジェクト・グーテンベルクで読みました。

プロフィール

名前 ヨルムンガンド(英訳では Jormungand)。ミズガルズの大蛇(Midgard-serpent)とも
父・母 神ロキと、女巨人アングルボザ
きょうだい 狼フェンリル、冥界の女王ヘル
すみか 海のまんなか。すべての陸地をとりまき、自分のしっぽをかんでいる
宿敵 雷神トール
出典 『散文のエッダ』「ギュルヴィたぶらかし」34・47・48・49・55・56節(アンダーソン訳の節番号)

海に投げこまれ、世界をとりまく

メル美人間の住む世界(ミズガルズ)を、まるごとかこむ大きさなんだ…。

「ネコ」の正体は大蛇だった

トールの「世界蛇つり」

小舟の上で、ハンマーをふり上げた男が太い糸を引き、海の中から大きな口の怪物がくいついている。となりで、もうひとりの男がおびえている。右上に古い文字の説明がある写本の絵

「ミズガルズの大蛇をつるトールとヒュミル」18世紀、アイスランドの写本 SÁM 66(ヤコブ・シグルズソン画、アウルニ・マグヌッソン研究所所蔵)。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)

プレ男足が船底をつきぬけるほどふんばったのに、あと少しで糸を切られた…!ヒュミル、空気読んで!

ラグナロク:最後の対決

『散文のエッダ』によると、ミズガルズの大蛇は海のまんなかに横たわり、すべての陸地をとりまいて、自分のしっぽをかんでいます。

まとめ


参考文献

  1. Snorri Sturluson. The Younger Edda; also called Snorre’s Edda, or The Prose Edda(英訳:Rasmus B. Anderson、1879年). Gylfaginning 34, 47–49, 55, 56. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/18947 (閲覧日:2026年10月4日)
  2. Wikimedia Commons. File:Thor and Hymir.jpg(Jakob Sigurðsson、18世紀アイスランドの写本 SÁM 66、パブリックドメイン). https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Thor_and_Hymir.jpg (閲覧日:2026年10月6日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. IX世界の幻獣フェンリル北欧神話の巨大な狼。鉄の鎖を2度ちぎり、最後は「ネコの足音・女のひげ・山の根」でできた細いひもで縛られた。その代わりに神テュールは右手を失い、世界の終わりラグナロクでオーディンをのみこむ
  2. IX世界の幻獣テュポンギリシャ神話「最強の怪物」。頭は星にとどき、手からは100の竜の頭、太ももから下は大蛇。神々はエジプトへ逃げ、ゼウスも一度は手足の腱を切られた。最後はエトナ山の下じきに
  3. IX世界の幻獣ヒュドラ首は9本、うち1本は不死。1本つぶすと2本生えてくる沼の怪物。ヘラクレスは甥っ子と「火で焼く」作戦で勝ったのに、「1人で倒してないからノーカウント」に