プレイヤーと健康VITAL CHECK
CHECK 09 / MIND

「負けたらすぐ取り返したい」「ギャンブルしたことを隠す」は依存のサインかも依存が疑われる人は1.7%、男性は2.8%(令和5年度の全国調査)。こころの弱さではなく、相談と治療で回復をめざせる

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2026年10月22日
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医師 監修

パチンコ、パチスロ、競馬、ネットの公営競技。気づけば予算を決めずに続け、負けるとすぐ取り返したくなる。久里浜医療センターの令和5年度の全国調査では、過去1年でギャンブル等依存が疑われる人(PGSI 8点以上)は1.7%、男性2.8%、女性0.5%でした。国立精神・神経医療研究センターは、依存症はやめたくてもやめられなくなる病気で、本人のこころの弱さで起きるものではないとし、「依存症かもしれない」と思ったら保健所や精神保健福祉センターに相談するようすすめています。サイン、家族の関わり方、相談先をまとめました。

目次
  1. 依存が疑われる人は1.7%(令和5年度)
  2. 依存症は「こころの弱さ」ではない
  3. ギャンブル依存のサイン
  4. 相談先
  5. 治療と回復
  6. 家族・パートナーにできること
  7. 気分の波とギャンブル
  8. オンラインカジノは犯罪
  9. まとめ

プレ男最近スロットで負けが続いてて…。負けたら次で取り返せばいいって思っちゃうんだよね。給料日前はカードでつないでる。

メル美それ、ちょっと心配かも。ギャンブルの「依存」って、どこからなんだろう?

こんにちは、Dr. Taro です。 ギャンブルでやめたくてもやめられない、ほどほどにできない状態になっていたら、それはギャンブル等依存症かもしれません。 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)、厚生労働省、久里浜医療センターの全国調査をもとにまとめました。

依存が疑われる人は1.7%(令和5年度)

久里浜医療センターが、全国の18歳以上75歳未満の住民18,000人を無作為に選んで行った令和5年度「ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査」(有効回答8,898人)の結果です。

メル美男性だと、だいたい35〜36人に1人くらいなんだね。思ったより身近かも。

依存症は「こころの弱さ」ではない

NCNP の「こころの情報サイト」は、依存症を次のように説明しています。

厚生労働省も、依存症は、脳の中に報酬(ごほうび)を求める回路ができあがり、ほどほどにできなくなる脳の病気といわれており、意志や気持ちで解決しようとしてもうまくいかないと説明しています。

ギャンブル依存のサイン

NCNP は、ギャンブル依存症のサインとして次の4つをあげています。

依存症に共通する特徴として、NCNP は次のことも書いています。

厚生労働省は、依存症が進むと、仕事を休んだり、借金をしたりするようになることもあるとしています。

プレ男「負けたらすぐ取り返したい」「隠す」…どっちも当てはまってる。

相談先

NCNP は、「(家族や知人、自分が)依存症かもしれない」と思ったら、保健所や精神保健福祉センターに相談するようすすめています。

受診のしかたは心療内科・精神科のかかり方にまとめています。

治療と回復

NCNP によると、

厚生労働省は、依存症は糖尿病や高血圧のような慢性疾患ともいわれ、さまざまな助けを借りながらやめ続けることで、ギャンブルなどに頼らない生き方をしていくことは可能だとしています。やめ続けるには、したくなったときにどうさけるか、ほかのことをする時間をどう増やすかが大切だとしています。

家族・パートナーにできること

厚生労働省は、家族の関わり方について次のように書いています。

気分の波とギャンブル

NCNP は、双極性障害の躁状態では、大きな買い物やギャンブルなどで散財することがあるとしています。気分が高ぶる時期と落ちこむ時期をくり返している場合は、双極性障害の記事も参考にしてください。

オンラインカジノは犯罪

警察庁によると、海外で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、日本国内から接続して賭博を行うことは犯罪です。くわしくはオンラインカジノの記事にまとめています。

借金や家族関係で追いつめられて「消えてしまいたい」と感じるときは、#いのちSOS(0120-061-338、24時間365日、無料)など、厚生労働省「まもろうよ こころ」で紹介されている窓口に話してください(こころの相談先)。

まとめ


参考文献

  1. 久里浜医療センター. 令和5年度 依存症に関する調査研究事業「ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査」報告書 概要(1枚). 依存症対策全国センター. https://www.ncasa-japan.jp/pdf/document98.pdf (閲覧日:2026年10月22日)
  2. 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所. こころの情報サイト:依存症. https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=819yAWLAzXBx5XZ5 (閲覧日:2026年10月22日)
  3. 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所. こころの情報サイト:相談しあう・支えあう. https://kokoro.ncnp.go.jp/support_consult.php (閲覧日:2026年10月22日)
  4. 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所. こころの情報サイト:双極性障害(躁うつ病). https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=RM3UirqngPV6bFW0 (閲覧日:2026年10月22日)
  5. 厚生労働省. 依存症についてもっと知りたい方へ. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html (閲覧日:2026年10月22日)
  6. 依存症対策全国センター. 全国の相談窓口・医療機関を探す. https://www.ncasa-japan.jp/you-do/treatment/treatment-map/ (閲覧日:2026年10月22日)
  7. 全国精神保健福祉センター長会. 全国精神保健福祉センター一覧. https://www.zmhwc.jp/centerlist.html (閲覧日:2026年10月22日)
  8. 警察庁. オンラインカジノを利用した賭博は犯罪です!. https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/hoan/onlinecasino/onlinecasino.html (閲覧日:2026年10月22日)
  9. 厚生労働省. まもろうよ こころ:電話相談. https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/tel/ (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。