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プレ男最近ずっと眠れなくて気分も重いんだけど、精神科ってなんか大げさな気がして…。

メル美わかる。心療内科と精神科って、何がちがうのかもよくわからないし、どこに行けばいいんだろう。
こんにちは、Dr. Taro です。 こころの不調で病院に行くのは、最初の一歩がいちばん難しいですよね。でも、こころの病気になったときは、体の病気と同じように治療を受けることが何よりも大切です(国立精神・神経医療研究センター)。 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)の「こころの情報サイト」と、厚生労働省の e-ヘルスネットをもとに、受診のしかたをまとめました。
こころの病気は、誰でもかかりうる
NCNP の「こころの情報サイト」によると、
- こころの病気で病院に通院・入院している人は国内で約420万人(平成29年)。日本人のおよそ30人に1人です
- 生涯を通じて4人に1人がこころの病気にかかるともいわれています
- 多くの場合は治療により回復し、社会の中で安定した生活を送れるようになります
- 早めに治療するほど、重症化や慢性化を防ぐことができます
e-ヘルスネットでも、うつ病は約16人に1人が一生のうちに一度はかかるといわれ、決してまれな病気ではないとしています。
こんな症状が続いたら、相談を
NCNP は、次のような気になる症状が続くときは、専門機関に相談しましょうとしています。
- 気分が沈む、憂うつ
- 何をするのにも元気が出ない
- イライラする、怒りっぽい
- 理由もないのに不安な気持ちになる、気持ちが落ち着かない
- 胸がどきどきする、息苦しい
- 何度も確かめないと気がすまない
- 周りに誰もいないのに人の声が聞こえる、誰かが自分の悪口を言っている
- 何も食べたくない、食事がおいしくない
- なかなか寝つけない、熟睡できない、夜中に何度も目が覚める
周りの人が気づきやすい変化として、服装が乱れてきた、急にやせた・太った、表情が暗くなった、遅刻や休みが増えた、ミスや物忘れが多い、などもあげられています。
体の不調だけが目立つこともある
e-ヘルスネットによると、うつ病では、こころの症状だけでなく、眠れない・起きられない、食欲がない、体がだるい、頭痛、肩こり、動悸、めまい、耳鳴りなど、さまざまな体の症状が出ます。
- とくに軽いうつ病では、体の症状が目立ち、こころの症状がわかりにくいことがあります
- 多くのうつ病の人が、最初は内科などの精神科以外を受診していることが知られています
- 検査をくり返しても体に原因が見つからないつらい症状があるときは、かかりつけ医や精神科に早めに相談し、かかりつけ医から精神科を紹介してもらうのもよい、としています
精神科・心療内科…どこに行けばいい?
- NCNP によると、こころの病気を診る医療機関には、精神科、精神神経科、心療内科など、さまざまな名前が使われています
- 科によって専門に診る病気が異なる場合もあるので、受診前に電話などで問い合わせるのがよい、としています
- 最寄りの病院やかかりつけの医師に相談してみるのもよい、とされています
- 医療機関は、厚生労働省の「医療情報ネット(ナビイ)」で探すことができます

プレ男いきなり行かなくても、まず電話で「こういう症状なんですけど診てもらえますか」って聞けばいいんだね。
症状をうまく伝えるコツ
NCNP は、こんな工夫をあげています。
- 整理して話すのが得意でなければ、伝えたいことを事前に紙に書いておく
- 医療機関のスタッフに話を聞いてもらい、主治医に伝えるべきことを整理してから伝える
受診先に迷ったら:保健所・精神保健福祉センター
NCNP は、どう受診すればいいか戸惑うときは、保健所・保健センター、精神保健福祉センターに相談できるとしています。
- 保健所:こころの健康、保健、医療、福祉の相談、受診の相談などを幅広く行っています。保健師、医師、精神保健福祉士などの専門職が、電話や面談で対応します(面談や訪問は事前に電話で相談するとよい)
- 市町村の保健センター:医療や福祉についての身近な相談に対応しています
- 精神保健福祉センター:各都道府県・政令指定都市に1か所ずつあり、東京都は3か所です。「こころの健康センター」などと呼ばれていることもあります。こころの健康や精神科医療についての相談を、電話や面接(事前予約)で受けています
e-ヘルスネットによると、精神保健福祉センターは法律(精神保健福祉法)にもとづいて都道府県・指定都市に置かれている機関で、精神保健福祉相談のほか、自立支援医療(精神通院医療)や精神障害者保健福祉手帳の判定なども行っています。通院費の負担を軽くする制度は自立支援医療にまとめています。
夜間・休日に具合が悪くなったら
NCNP によると、
- かかりつけの医療機関がある場合は、まずそこに連絡することがすすめられています。診療時間外でも受け付ける場合があります
- かかりつけが利用できない、またはかかりつけがない場合は、都道府県が設置している精神科救急情報センターなどに相談することもできます
- かかりつけがある人は、ふだんから具合が悪くなるサインと、そのときの対処のしかたを主治医と話し合っておくとよい、とされています
話を聞いてほしいときは電話でも
「病院に行くほどかわからない」「とにかく誰かに話したい」というときは、電話の窓口もあります。厚生労働省「まもろうよ こころ」によると、
- #いのちSOS:0120-061-338(無料、24時間365日)
- よりそいホットライン:0120-279-338(無料、24時間)
- こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556(電話をかけた場所の都道府県・政令指定都市の公的な相談機関につながります。通話料がかかり、受付の曜日・時間は都道府県によって異なります)
ほかの窓口はこころの相談先にまとめています。
まとめ
- こころの病気は生涯で4人に1人がかかるともいわれ、多くは治療で回復する
- 気になる症状が続くとき、生活に支障が出ているときは、早めに相談
- 精神科・心療内科などは科によって得意な病気がちがうことがあるので、受診前に電話で確認
- 伝えたいことは紙に書いておく
- 迷ったら保健所・精神保健福祉センターへ。夜間・休日はかかりつけか、精神科救急情報センターなど
男性が助けを求めにくい背景については、「弱音を吐けない」男ほど危ないもあわせてどうぞ。
参考文献
- 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所. こころの情報サイト:こころの病気について理解する(こころの病気を知ろう/こころの病気の初期サイン/相談や受診をするときは?). https://kokoro.ncnp.go.jp/health_understanding.php (閲覧日:2026年10月22日)
- 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所. こころの情報サイト:相談しあう・支えあう. https://kokoro.ncnp.go.jp/support_consult.php (閲覧日:2026年10月22日)
- 西大輔. 体の不調はうつ病でも現れます。かかりつけ医へ相談してみましょう. 厚生労働省 e-ヘルスネット(最終更新日:2020年2月13日). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-07-004.html (閲覧日:2026年10月22日)
- 辻本哲士. 精神保健福祉センターと保健所. 厚生労働省 e-ヘルスネット(最終更新日:2020年2月6日). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-08-003.html (閲覧日:2026年10月22日)
- 厚生労働省. 医療情報ネット(ナビイ). https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp/ (閲覧日:2026年10月22日)
- 厚生労働省. まもろうよ こころ:電話相談. https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/tel/ (閲覧日:2026年10月22日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。