大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

泉鏡花『義血侠血(ぎけつきょうけつ)』水芸の太夫・滝の白糸は、月夜の橋で出会った元馭者の青年に「私が仕送ってあげよう」。法律の勉強のため東京へ送りだして3年。仕送りの金をうばわれた夜、白糸は罪をおかす。法廷の検事席にいたのは——

No.1362026年10月22日

泉鏡花の初期の作『義血侠血』(1894年11月『読売新聞』連載)。のちに新派の『滝の白糸』として知られる物語です。水芸の太夫・滝の白糸(水島友)は、乗り合い馬車の馭者・村越欣弥と出会い、金沢の天神橋の上で、法律を学びたい彼に東京への仕送りを申し出ます。望みは「生涯親類のようにして暮らしたい」。3年間仕送りをつづけた白糸は、ある夜、学資の百円を出刃打ちの一味にうばわれ、思いあまって罪をおかしてしまいます。公判の日、検事代理として法廷にあらわれたのは欣弥でした。青空文庫の本文で紹介します。

目次
  1. 乗り合い馬車と人力車の競走
  2. 金沢、天神橋の月夜
  3. 「私が仕送ってあげようじゃありませんか」
  4. 3年の仕送り
  5. 兼六園の夜
  6. 法廷にいた人
  7. 結末
  8. まとめ
  9. つらい気持ちのときは

メル美「滝の白糸」って、お芝居の名前で聞いたことがある!

プレ男もとは泉鏡花の小説で、題は『義血侠血』っていうんだって。

今回は、泉鏡花の『義血侠血』です。青空文庫の本文(底本:角川文庫『高野聖』)で読みました。初出は『読売新聞』1894年(明治27年)11月1日〜30日の連載です。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

青空文庫の図書カードの解説によると、この作品は翌1895年(明治28年)12月、川上音二郎一座が作者に無断で脚色し、『滝の白糸』の題で浅草座で上演して評判になり、その後、新派の当たり狂言として、また映画やテレビでも親しまれてきました。

※この作品には、強盗と殺人の場面、自ら死をえらぶ結末がえがかれています。この記事では、事件の場面のくわしい描写はしません。

乗り合い馬車と人力車の競走

金沢、天神橋の月夜

「私が仕送ってあげようじゃありませんか」

プレ男会って2回目で、学費を出すって決めちゃうんだ。

メル美お礼にほしいのは「親類のようにして暮らしたい」だけ、っていうのが切ないね。

3年の仕送り

兼六園の夜

法廷にいた人

結末

『義血侠血』の白糸は、仕送りのお礼に「生涯親類のようにして暮らしたい」とだけ望みました。法廷で、検事代理となった欣弥に語りかけられて事実を打ちあけた場面を、作品は「法の一貫目は情の一匁なるかな」と書いています。

まとめ

つらい気持ちのときは


参考文献

  1. 泉鏡花. 義血侠血(底本:『高野聖』角川文庫、角川書店、1971年改版。初出:『読売新聞』1894年11月1日〜30日). 青空文庫(図書カードの「作品について」の解説を含む). https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/card363.html (閲覧日:2026年10月22日)
  2. 厚生労働省. まもろうよ こころ. https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/ (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。