病気の解説2026年10月10日

淋菌の治療をしたのに治らない:薬が効きにくい淋菌のことがあるので、専門医で薬が効くかを調べて薬を選ぶ。淋菌は飲み薬だけで治すのはすすめられない。パートナーの再感染も考えて、一緒に検査と治療を

淋菌の治療をしたのに治らない——日本産婦人科医会の研修ノート(医師向け、2026年)によると、第一選択の薬(セフトリアキソンの注射)が効かないときは、薬が効きにくい淋菌の可能性があるため、必ず専門医に紹介し、薬が効くかを調べる検査(感受性試験)をして、代わりの薬を選ぶ必要があるとされています。淋菌は多くの薬に耐性をもつようになっていて、飲み薬だけで治療することはすすめられていません。また、パートナーが治療していない可能性もあるため、パートナーにも検査と治療をすすめることが大切です。

目次
  1. 効かないときは専門医で薬を選ぶ
  2. 飲み薬だけでの治療はすすめられない
  3. 重いときは治療の量や期間をふやす
  4. パートナーも一緒に
  5. まとめ

プレ男淋菌の注射を受けたのに、まだ症状が続いてる気がする……。薬が効かない淋菌って本当にいるの?

メル美パートナーからまたうつった可能性もあるよね。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、淋菌の治療をしたのに治らないときの話です。日本産婦人科医会の研修ノート「No116 産婦人科診療 こんなときどうする?」の「淋菌感染で第一選択薬が無効な場合の対応は?」(医師向け)をもとにまとめました。淋菌そのものについては淋菌(淋病)、薬剤耐性については薬が効きにくい淋菌(薬剤耐性)を見てください。

効かないときは専門医で薬を選ぶ

研修ノートによると、

プレ男効かないときは、どの薬が効くかを調べてから選ぶんだね。

飲み薬だけでの治療はすすめられない

研修ノートによると、

淋菌は、薬が効きにくくなっている菌です。治療のあとも症状が続くときは、がまんせずに、必ずもう一度受診して伝えてください。

重いときは治療の量や期間をふやす

研修ノートによると、おなかの中に炎症が広がった骨盤内炎症性疾患(PID)や、肝臓のまわりに炎症が起こるフィッツ・ヒュー・カーティス症候群では、セフトリアキソンの量をふやしたり、期間をのばしたりする必要があるとされています(骨盤内炎症性疾患(PID))。

パートナーも一緒に

研修ノートによると、治らない原因としてパートナーが治療していない可能性もあるため、パートナーにも検査と治療をすすめることが大切だとしています(性感染症と診断されたら、パートナーにどう伝える?)。

治療のあとの再検査(治癒判定)については、薬が効きにくい淋菌(薬剤耐性)も見てください。

まとめ


参考文献

  1. 公益社団法人日本産婦人科医会. 研修ノート No116 産婦人科診療 こんなときどうする?「2.淋菌感染で第一選択薬が無効な場合の対応は?」. https://www.jaog.or.jp/note/no116_3_2/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。