病気の解説2026年10月12日

HIVと骨:HIVのある人は骨密度が低くなりやすく、骨折のリスクも高い。治療を始めて1〜2年に進みやすく、薬によって影響がちがう。骨頭壊死にも注意

HIVと骨の健康について、研究班の「抗HIV治療ガイドライン」(2026年3月)の「骨壊死、骨減少症」の項をもとにまとめました。HIVのある人は、HIVのない人にくらべて骨密度の低下が多く、もろくなった骨の骨折のリスクも高いとされます。骨減少症は20〜54%、骨粗しょう症は2〜27%と報告されていて、治療をしていないときや、治療を始めて1〜2年に進みやすいとされます。テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩は骨密度を下げやすく、テノホビル アラフェナミドなどに切り替えると骨密度がよくなることが試験で示されています。また、大腿骨頭などの骨壊死にも注意が必要です。

目次
  1. 骨密度が低くなりやすい
  2. 薬によって影響がちがう
  3. 骨壊死(骨頭壊死)にも注意
  4. まとめ

メル美HIVのある人は、骨が弱くなりやすいって聞いたけど、本当?

プレ男薬の影響もあるのかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、HIVと骨の健康の話です。研究班の「抗HIV治療ガイドライン」(2026年3月)の「骨壊死、骨減少症」の項をもとにまとめました。

骨密度が低くなりやすい

ガイドラインによると、

薬によって影響がちがう

ガイドラインによると、

HIVのある人は骨密度が低くなりやすく、とくに治療を始めて1〜2年に進みやすいとされています。抗HIV薬の種類によって、骨への影響はちがうとされています。

骨壊死(骨頭壊死)にも注意

ガイドラインによると、骨に血が通わなくなる骨壊死は、CD4数が低い、ステロイドの薬、脂質異常症、お酒などがリスクとされ、大腿骨頭(太ももの骨のつけ根)に起こることが多いとされています。

プレ男たばこやお酒をへらすことや、ビタミンDのことも、骨を守るのに関係しそうだね。

HIVのある人のほかの病気はHIVと「エイズ以外の病気」、薬と体重はHIVの薬で体重がふえることがあるを見てください。腎臓への影響はHIVと腎臓を見てください。

まとめ


参考文献

  1. HIV感染症および血友病におけるチーム医療の構築と医療水準の向上を目指した研究班. 抗HIV治療ガイドライン(2026年3月) 骨壊死、骨減少症. https://hiv-guidelines.jp/2026/part09-5.htm (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。