病気の解説2026年10月12日

HIVの薬で体重がふえることがある:インテグラーゼ阻害薬やテノホビル アラフェナミドをふくむ治療で報告。でも、体重をふやさないために薬を選ぶことはすすめられていない。定期的な体重・腹囲の確認と生活習慣で

HIVの治療(抗HIV療法)を始めたあと、体重がふえることがあります。研究班の「抗HIV治療ガイドライン」(2026年3月)によると、インテグラーゼ阻害薬をふくむ初回治療では、ほかの種類の薬をふくむ治療より体重増加が大きいと報告されていて、テノホビル アラフェナミドをふくむ治療でもテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩より体重増加が大きいとされています。治療開始時のCD4数が低い、ウイルス量が多い、女性などで体重がふえやすいとされます。ただし、米国や欧州のガイドラインは、体重増加を防ぐ目的で特定の薬を選ぶべきではないとしていて、定期的な体重・BMI・腹囲の確認と、食事・運動・睡眠などの生活習慣の見直しがすすめられています。

目次
  1. どの薬で体重がふえやすい?
  2. どんな人でふえやすい?
  3. 体重がふえると、どんな影響が?
  4. どうすればいい?
  5. まとめ

プレ男HIVの治療を始めてから、体重がふえてきた気がするって話を聞いたんだ。

メル美薬のせいなのかな。薬を変えたほうがいいの?

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、HIVの薬と体重増加の話です。研究班の「抗HIV治療ガイドライン」(2026年3月)の「体重増加」の項をもとにまとめました。HIVの治療を始めるときのことは、HIVの治療はいつ始める?を見てください。

どの薬で体重がふえやすい?

ガイドラインによると、

どんな人でふえやすい?

ガイドラインによると、

HIVの薬で体重がふえることがありますが、米国や欧州のガイドラインは、体重をふやさないために薬を選ぶべきではないとしています。体重や腹囲を定期的に確かめ、生活習慣を見直すことがすすめられています。

体重がふえると、どんな影響が?

ガイドラインによると、

どうすればいい?

ガイドラインによると、

プレ男体重や腹囲を記録して、気になることは主治医といっしょに考えるのが大事なんだね。

HIVのある人のほかの病気の予防はHIVと「エイズ以外の病気」、薬の飲み合わせはHIVの薬と、市販薬・サプリの飲み合わせを見てください。骨への影響はHIVと骨を見てください。眠りや気分への影響はHIVの薬で、眠れない・夢が変わる・気分が落ちこむことがあるを見てください。

まとめ


参考文献

  1. HIV感染症および血友病におけるチーム医療の構築と医療水準の向上を目指した研究班. 抗HIV治療ガイドライン(2026年3月) 体重増加. https://hiv-guidelines.jp/2026/part09-8.htm (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。