予防2026年10月10日

HIVがある人のワクチン:A型・B型肝炎、HPV、インフルエンザ、帯状疱疹(不活化)などは、CD4数にかかわらず接種がすすめられる。はしか・風しん・おたふくかぜの生ワクチンは、CD4数200未満では接種しない

HIVのある人は、どのワクチンを受けたらいいのでしょうか。国立健康危機管理研究機構エイズ治療・研究開発センター(ACC)の手引き(2024年)の表によると、新型コロナ、A型肝炎、B型肝炎、HPV、インフルエンザ、帯状疱疹(不活化ワクチン)、破傷風のワクチンは、CD4数にかかわらず接種がすすめられています。一方、はしか・風しん・おたふくかぜのワクチン(生ワクチン)は、CD4数が200未満では接種してはいけない(禁忌)とされ、200以上なら接種できます。肺炎球菌ワクチンはCD4数50より多い人にすすめられています。

メル美HIVの治療中の人って、ワクチンは受けても大丈夫なの?

プレ男免疫が下がっているなら、むしろ受けたほうがいいのかな。でも、受けちゃいけないワクチンもありそう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、HIVがある人のワクチンの話です。国立健康危機管理研究機構エイズ治療・研究開発センター(ACC)の「抗HIV治療ガイドライン・治療の手引き」の参考図表「HIV感染者のワクチン接種」(2024年2月22日更新、米国のガイドライン2022年をもとにした表)をもとにまとめました。大人についての表です。

CD4数にかかわらず、すすめられるワクチン

ACCの表によると、次のワクチンは、CD4数にかかわらず接種がすすめられています。

A型・B型肝炎のワクチンで抗体ができなかったときは、CD4数が200を超えてから、もう一度接種することがすすめられています。

HIVがある人も、多くのワクチンはCD4数にかかわらず接種がすすめられています。はしか・風しん・おたふくかぜのワクチンのように、CD4数によって受けられないものもあるので、主治医と相談して決めてください。

CD4数によって決まるワクチン

ACCの表によると、

プレ男生ワクチンは、CD4数を確かめてからなんだね。

(更新)9価のHPVワクチンの添付文書(2026年2月改訂)では、用法・用量の対象は「9歳以上の者」で、性別の限定はなく、効能・効果には子宮頸がんなどのほか、肛門がん(扁平上皮がん)とその前の段階の病変、尖圭コンジローマの予防がふくまれています。費用や公費助成は確認していません。

まとめ


参考文献

  1. 国立健康危機管理研究機構 エイズ治療・研究開発センター(ACC). 抗HIV治療ガイドライン・治療の手引き 参考図表:HIV感染者のワクチン接種(Last updated: 2024-02-22). https://www.acc.jihs.go.jp/medics/treatment/handbook/part1/3-02.html (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン 添付文書(2026年2月改訂 第4版). KEGG MEDICUS. https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00068902 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。