基礎知識2026年10月10日

HIVと仕事:HIVはふだんの職場生活ではうつらない。国のガイドラインは、会社は働く人や採用の応募者にHIV検査を行わないこと、HIVに感染していること自体は解雇の理由にならないこと、秘密を守ることを定めている

HIVに感染していると、仕事を続けられないのでは——そんな不安を持つ人もいるかもしれません。厚生労働省(旧労働省)の「職場におけるエイズ問題に関するガイドライン」は、HIVはふだんの職場生活では感染しないとし、会社(事業者)は、働く人にHIV検査を行わないこと、採用選考でHIV検査を行わないこと、HIV感染の情報の秘密を守ること、健康状態が良好な人をほかの人と同じように扱うことを定めています。HIVに感染していること自体は、就業禁止や解雇の理由にはなりません。

目次
  1. HIVは、ふだんの職場生活ではうつらない
  2. 会社は、HIV検査を行わない
  3. 秘密を守り、ほかの人と同じように扱う
  4. 検査は、保健所などで匿名で
  5. 困ったときは
  6. まとめ

メル美もしHIVに感染していたら、会社に知られたり、仕事を続けられなくなったりするのかな……。それがこわくて検査を受けられない人もいるのかも。

プレ男職場でHIVがうつることって、あるの?

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、HIVと仕事の話です。厚生労働省(当時の労働省)が定めた「職場におけるエイズ問題に関するガイドライン」をもとにまとめました。HIVは、早く見つけて治療すれば、ほとんど変わらない生活を送れる病気です(HIV)。仕事への不安で、検査や治療をためらわないでください。

HIVは、ふだんの職場生活ではうつらない

会社は、HIV検査を行わない

ガイドラインは、会社(事業者)について、次のように定めています。

プレ男会社が勝手にHIVの検査をすることはできないんだね。

秘密を守り、ほかの人と同じように扱う

HIVはふだんの職場生活ではうつりません。国のガイドラインでも、HIV感染そのものは解雇の理由にならないとされています。仕事への不安で、検査や治療を先のばしにしないでください。

検査は、保健所などで匿名で

困ったときは

(更新)厚生労働省の「総合労働相談コーナーのご案内」(2026年10月12日閲覧)によると、各都道府県労働局や全国の労働基準監督署内など378か所に「総合労働相談コーナー」があり、解雇、雇止め、配置転換、賃金の引下げ、募集・採用、いじめ・嫌がらせ、パワハラなど、あらゆる分野の労働問題の相談を、予約不要・無料で受けています。法律違反の疑いがある場合は、行政指導などの権限をもつ部署に取り次ぐとしています。HIVを理由とする扱いについての相談に特化した窓口かどうかは確認していません。

医療費や生活を支える制度は、HIVの医療費と支援制度の記事にまとめています。

まとめ


参考文献

  1. 労働省労働基準局長・職業安定局長通知. 職場におけるエイズ問題に関するガイドラインについて(平成7年2月20日 基発第75号・職発第97号)(厚生労働省 法令等データベース). https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc4517&dataType=1&pageNo=1 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 厚生労働省. 総合労働相談コーナーのご案内. https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。