
プレ男週末、川ぞいでキャンプしたら、翌日になってすねがパンパンにはれて、めちゃくちゃかゆい!刺されたときは何も感じなかったのに…。

メル美それ、蚊じゃなくてブヨかも。かきむしるとあとが残るらしいよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、外遊びの虫さされの話です。日本皮膚科学会の「皮膚科Q&A 虫刺され」をもとにまとめました。
虫さされの「痛み」と「かゆみ」
- 虫さされの皮膚の症状は、大きく「痛み」と「かゆみ」に分かれます
- かゆみは、皮膚に入った毒や唾液の成分へのアレルギー反応で起こります
- すぐ出る反応:刺された直後から、かゆみ、赤み、じんましんなどが出て、数時間でおさまる
- ゆっくり出る反応:1〜2日後に、かゆみ、赤み、ぶつぶつ、水ぶくれなどが出て、数日〜1週間でおさまる
- どちらが出るか、どのくらい強いかは、刺された回数や体質によって個人差が大きいのが特徴です
キャンプで多い「ブユ(ブヨ)」
- ブユは体長2〜4mmほどの、小さなハエのような血を吸う虫です。地方によってブヨ、ブトともよばれます
- 高原や山の渓流ぞいに多く、キャンプやハイキングで刺されます
- 朝夕に活動することが多く、とくに出ているすねを刺されがちです
- 刺されているときは痛みもかゆみもほとんどないので気づきませんが、刺されたところに小さな出血の点があるのが特徴です
- 半日くらいすると、刺されたところが赤くはれて、だんだん激しくかゆくなります
- かきむしっているうちに硬くなり、かゆい赤いしこりが長く残る(慢性痒疹)人もいます

プレ男半日たってからはれるのか!だから刺されたのに気づかなかったんだ。
虫よけは「ディート」か「イカリジン」
- 外で遊ぶときは、肌の露出を少なくし、携帯用の蚊取りや虫よけスプレーなどの忌避剤を使うことで、ある程度ふせげます
- 市販の虫よけには、ディートとイカリジンがあります。どちらもすぐれた効果があり、皮膚にムラなく塗りのばすことが大切です
- 濃いタイプ(ディート30%、イカリジン15%)は、効果は同じで、効く時間が長くなります
- ディートには子どもへの使い方の注意があります(顔には使わない、生後6か月未満には使わない、2歳未満は1日1回、2歳以上12歳未満は1日1〜3回まで)。イカリジンには、子どもへの使用制限はありません
刺されたら
- 軽いものは、市販のかゆみ止めの塗り薬でもかまいません
- 赤みやかゆみが強いときは、ステロイドの塗り薬が必要です
- 多くは1〜2週間以内によくなります。症状が強いときは飲み薬が必要になることもあるので、皮膚科を受診しましょう
- 虫によって対処や治療がちがうことがあるので、できれば虫そのものをとっておくか、スマホで写真をとって、医療機関で見せるとよいとされています

ブユは、刺されて半日ほどしてから赤くはれて、激しくかゆくなります。外遊びでは肌を出さず、虫よけ(ディートかイカリジン)をムラなく塗りましょう。かきこわさず、かゆみが強ければ皮膚科へ。
命にかかわることも:ハチとマダニ
- 日本の虫で、人の命をおびやかすほどの猛毒をもつものはほとんどいません。でも、刺されたあとに強いアレルギー反応で、全身のじんましん、腹痛、呼吸困難、意識がなくなるなど(アナフィラキシー)が起こることがあり、とくにハチに注意が必要です
- ハチに刺されたあと、じんましんや腹痛、気分が悪いなどの症状があれば、すぐに救急車を。くわしくはハチに刺されたらへ
- マダニにかまれて感染する病気もあります:マダニとSFTS
じんましんについてはじんましん、日焼け止めは男こそ日焼け止めへ。

プレ男次のキャンプは長ズボンと虫よけ。かかずに、皮膚科に行ってくる!

メル美虫の写真をとっておくって、知らなかった。
まとめ
- 虫さされのかゆみはアレルギー反応。すぐ出るものと1〜2日後に出るものがあり、個人差が大きい
- ブユは高原や渓流ぞい、朝夕、すね。半日後から赤くはれて激しくかゆい。かきこわすとしこりが残ることも
- 虫よけはディートかイカリジンをムラなく。子どもへのディートには使い方の注意
- かゆみが強ければステロイドの塗り薬、強い症状は皮膚科へ。虫の写真を
- ハチでじんましん・腹痛・息苦しさはすぐ救急車
参考文献
- 公益社団法人日本皮膚科学会. 皮膚科Q&A 虫刺され(Q2、Q3、Q6、Q10、Q12、Q13). https://qa.dermatol.or.jp/qa16/index.html (閲覧日:2026年10月5日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。