
プレ男最近、夜になると体のあちこちが赤くもりあがって、すごくかゆいんだ。朝には消えてるんだけど、また夜に出てくる…。食べ物のアレルギーかな?

メル美じんましんかもね。仕事、忙しくて疲れてない?
こんにちは、Dr. Taro です。 今回はじんましん(蕁麻疹)の話です。日本皮膚科学会の「皮膚科Q&A 蕁麻疹」をもとにまとめました。
じんましんとは
- 皮膚の一部が突然、赤くくっきりと盛りあがり(膨疹)、しばらくするとあとかたもなく消える病気です
- 名前は、イラクサ(蕁麻)の葉にふれると同じような症状が出ることから
- たいていかゆみがあります。チクチクした感じや、焼けるような感じのこともあります
- 一つひとつのぶつぶつは、ふつう数十分から数時間で消えます。半日から1日くらい続くものもあります
- 大きさは1〜2mmから手足全体くらいまでさまざまで、くっついて体じゅうをおおうこともあります
- 一度出たぶつぶつが何日も同じ場所に残る、あとが茶色くなる、表面がガサガサ・ポロポロするときは、じんましんとは別の病気と考えられます
急性と慢性
- 始まってから1か月以内のものを急性じんましん、それ以上続くものを慢性じんましんとよびます
- 多くのじんましんは、何日にもわたって出たり消えたりし、一回一回は思い当たる理由なく出てきます
- 慢性じんましんは、ほとんどの場合原因がわかりません。多くは夕方から夜に出て、翌朝から昼ごろには消え、また夕方から出る、という経過をとります
- 皮膚だけでなく、だるさ、関節の痛み、熱などがあるときは、内臓の病気がかくれていないか、くわしい検査が必要です
- 皮膚の症状だけなら、何か月〜何年か続いたあと、ほとんどはやがておさまっていきます

プレ男夕方から出て朝に消える…まさにそれだ。原因がわからないことが多いのか。
食べ物が原因?
- 食べ物が原因のこともあります。サバやアジなどの青魚、豚肉などの肉類、タケノコ、エビやカニ、果物などです
- 食べ物のじんましんは、その食べ物を食べたときだけ出ることが多いので、多くは原因を予想できます
- 何週間も、毎日のようにくり返すじんましんで、食べ物が原因のことはほとんどありません
お風呂上がりや運動で出るじんましん
- 入浴や運動で体が温まったときや、緊張して汗が出るときに出るじんましんがあります(コリン性じんましん)
- 一つひとつのふくらみが1〜4mmと小さいのが特徴です
- 子どもから20歳代に多く、年をとるにつれて軽くなることが多いようです。かゆみがほとんどなければ、放っておいてもかまわないとされています
ストレスや疲れ
- ストレスは、じんましんを悪化させることがよくあります。とくに、毎日くり返す慢性じんましんで目立ちます
- 毎日のようにじんましんが出たり、おさまっていたのがまた悪くなったりして、皮膚以外に体の異常がないときは、自分では気づかない過度のストレスへの体からの信号と受けとめ、心のありようや仕事の内容をふり返る機会にするのもよい、としています(「燃え尽きた」は気合い不足じゃない)
治療
- 第一は、原因や悪化させるものを探して、取りのぞく・避けること
- 第二は、薬。じんましんのほとんどは、ヒスタミンが血管や神経に働いて起こるので、抗ヒスタミン薬などで抑えます
- 生活では、疲れやストレスをためない、魚介類や肉は新鮮なものを食べる、防腐剤や色素をふくむ食品はひかえめにする、などがすすめられています
- 慢性じんましんは、多くの場合、薬を飲んでいればおさまりますが、やめるとまた出ることもあります

じんましんは、急に出てあとかたなく消える、かゆいふくらみです。毎日くり返す慢性じんましんは原因がわからないことが多く、ストレスや疲れで悪化することもあります。薬で抑えながら、生活も見直しましょう。
まぶたや唇がはれるとき
- ときどき目や唇などがはれる「血管性浮腫」というじんましんの特殊な型があります。皮膚の深いところの血管が反応するため、くっきりしたふくらみではなく、赤みのはっきりしない、はれとして出ます
見た目は何もないのにかゆいときは皮膚そう痒症、金属のかぶれは金属かぶれへ。

プレ男皮膚科で薬をもらって、ちょっと仕事の量も見直してみる。

メル美体からの信号って考えると、休むきっかけにもなるね。
キャンプなど外遊びの虫さされと虫よけは、キャンプの虫さされへ。
まとめ
- じんましんは、突然の赤いふくらみが、数十分〜数時間であとかたなく消える
- 1か月以内は急性、それ以上は慢性。慢性はほとんど原因がわからない
- 毎日くり返すじんましんで食べ物が原因のことはほとんどない
- ストレスや疲れで悪化することも
- 治療は原因・悪化因子を避けることと抗ヒスタミン薬など
参考文献
- 公益社団法人日本皮膚科学会. 皮膚科Q&A 蕁麻疹(Q1、Q5、Q6、Q8、Q9、Q13、Q15、Q16). https://qa.dermatol.or.jp/qa9/index.html (閲覧日:2026年10月5日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。