FX・暗号資産2026年10月10日

外貨預金のしくみと注意点:金利が高く見えても、円高になれば円に戻したとき元本割れ。為替の手数料もかかり、預金保険の保護の対象外(銀行が破綻すると一部カットされることも)。為替差益に税金がかかる場面も

外貨預金のしくみと注意点を、預金保険機構「保護の範囲」と、国税庁の質疑応答事例「預け入れていた外貨建預貯金を払い出して外貨建MMFに投資した場合の為替差損益の取扱い」でまとめました。外貨預金は、円を米ドルなどの外貨に替えて預ける預金で、円預金より金利が高いことがありますが、円に戻すときに円高になっていれば、受け取る円が預けた円を下回ることがあります。円と外貨を交換するたびに為替の手数料がかかります。預金保険制度では、決済用預金は全額、一般預金等は元本1,000万円までと利息が保護されますが、外貨預金は対象外で、銀行が破綻した場合は財産の状況に応じて支払われ、一部カットされることがあります。為替差益は所得として課税される場合があります。

目次
  1. 外貨預金とは
  2. 注意点① 為替で元本割れすることがある
  3. 注意点② 為替の手数料
  4. 注意点③ 預金保険の対象外
  5. 注意点④ 税金
  6. ほかの選択肢とのちがい
  7. まとめ

メル美銀行で「米ドル定期預金、年◯%」って見たの。円の預金よりずっと金利が高い! これなら損しないよね?

プレ男預金なら安全そう。でも「外貨」ってところが気になるな

今回は、外貨預金のしくみと注意点です。預金保険機構「保護の範囲」と、国税庁の質疑応答事例で確認しました。

この記事はしくみの説明です。特定の金融機関や外貨預金の商品をすすめるものではありません。為替の見通しも書きません。

外貨預金とは

注意点① 為替で元本割れすることがある

あくまで仮の計算です(為替の手数料と税金は考えません)。

円安(1ドル=160円)で戻す 変わらない(1ドル=150円) 円高(1ドル=135円)で戻す
預けた円 150万円(1ドル=150円で1万ドル) 150万円 150万円
1年後のドル(金利4%) 1万400ドル 1万400ドル 1万400ドル
円に戻すと 166万4,000円 156万円 140万4,000円(元本割れ)

プレ男金利より為替の動きのほうがずっと大きいんだ…

注意点② 為替の手数料

注意点③ 預金保険の対象外

預金保険機構によると、銀行などが破綻したとき、預金は次のように扱われます。

預金の種類 保護の範囲
決済用預金(当座預金、利息のつかない普通預金など) 全額保護
一般預金等(利息のつく普通預金、定期預金など) 1金融機関ごとに合算して、元本1,000万円までと破綻日までの利息等
外貨預金、譲渡性預金など 預金保険の対象外。破綻した金融機関の財産の状況に応じて支払われ、一部カットされることがある

注意点④ 税金

ほかの選択肢とのちがい

外貨で運用する保険は外貨建て一時払い保険の注意点へ。

まとめ


参考文献

  1. 預金保険機構. 保護の範囲(まんがでわかる預金保険制度). https://www.dic.go.jp/yokinsha/page_000016.html (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 国税庁. 質疑応答事例「預け入れていた外貨建預貯金を払い出して外貨建MMFに投資した場合の為替差損益の取扱い」. https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shotoku/02/43.htm (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。