単元株と単元未満株(1株から買える株)のしくみ:日本の株は2018年10月から100株単位。100株に満たない「単元未満株」は株主総会で議決権がないが、会社に買い取りを請求できる。値がさ株を少しずつ買える一方、注文の方法や手数料は証券会社しだい
単元株と単元未満株のしくみを、日本取引所グループ(JPX)「売買単位」「売買単位の統一について」と、会社法188条・189条・192条・194条(e-Gov法令検索)でまとめました。東京証券取引所の売買は、各上場会社が定款で定めた単元株式数の単位で行われ、内国株は2018年10月1日に100株単位に統一されました。100株に満たない単元未満株は、株主総会で議決権を行使できず、定款でほかの権利の一部が制限されることもありますが、会社に買い取りを請求する権利(192条)は残り、定款で定めれば買い増し(売渡請求)もできます。証券会社によっては1株単位で売買できるサービスがあり、値段の高い株や少額での積み立てに使われます。

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今回は、単元株と単元未満株のしくみです。日本取引所グループ(JPX)「売買単位」「売買単位の統一について」(2018年9月26日)と、会社法(188条・189条・192条・194条)の条文(e-Gov法令検索)で確認しました。
この記事はしくみの説明です。特定の証券会社のサービスや銘柄をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
日本の株は100株単位
- 東京証券取引所での売買は、各上場会社が定款で定めた単元株式数を単位として行われ、内国株は100株単位で取引されています
- 全国の証券取引所は2007年11月から売買単位を100株に統一する取組みを進め、2018年10月1日に統一が完了しました
- そのため、株価×100株が、取引所で買うのに必要な最低限のお金(最低投資金額)の目安になります
単元株式数とは(会社法188条)
- 会社は、一定の数の株式を1単元として、株主総会で1個の議決権を行使できる、と定款で定めることができます
- 上場会社では、この単元が100株です(→株主総会と議決権)
単元未満株(100株に満たない株)の権利
| 権利 | 単元未満株主 |
|---|---|
| 株主総会の議決権 | 行使できない(189条1項) |
| 会社に買い取りを請求する権利 | ある(192条。定款でも奪えない) |
| 会社に買い増しを請求する権利(売渡請求) | 会社が定款で定めていれば、100株になるまで買い増せる(194条) |
| 残余財産の分配を受ける権利など | 定款でも制限できない(189条2項) |
| そのほかの権利 | 定款で一部が制限されていることがある(189条2項) |

メル美議決権はないけど、会社に「買い取って」と言える権利はちゃんと守られているんだね
「1株から買える」サービス
- 証券会社によっては、単元未満株を1株単位で売買できるサービスがあります。取引所で100株単位で取引するのではなく、証券会社が独自のしくみで取り次ぐものです
- 株価の高い株(値がさ株)を少しずつ買ったり、少額で積み立てたりできます
気をつけたいこと
- 議決権がないので、株主総会で議案に賛成・反対できません
- 売買のタイミングや価格が、通常の注文と違うことがあります
- 100株に満たないまま持ち続けると、優待がもらえないことがあります(→配当・株主優待と権利確定日)
- 株価が高すぎる会社は、株式分割で買いやすくすることもあります(→株式分割とは)
まとめ
- 日本の株は2018年10月1日から100株単位(単元株)
- 単元未満株は、株主総会の議決権がない
- それでも、会社に買い取りを請求する権利はある。定款があれば買い増しもできる
- 1株から買えるサービスは、証券会社ごとにしくみや手数料が違う
参考文献
- 日本取引所グループ. 売買単位. https://www.jpx.co.jp/equities/trading/domestic/03.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 日本取引所グループ. 売買単位の統一について(2018年9月26日). https://www.jpx.co.jp/news/1021/20180926-01.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 会社法(平成17年法律第86号)第188条・第189条・第192条・第194条(e-Gov法令検索). https://laws.e-gov.go.jp/law/417AC0000000086 (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。