不動産投資2026年10月10日

サブリース(一括借り上げ・家賃保証)契約の注意点:「家賃保証」でも家賃は減額されることがあり、業者から解約されることも。一方オーナーからの解約には正当事由が必要。2020年12月15日から、誇大広告・不当勧誘の禁止と、契約前の書面での説明が義務に

アパートなどのサブリース(一括借り上げ)契約の注意点を、賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律(賃貸住宅管理業法)28条〜30条(e-Gov法令検索)、国土交通省「サブリース事業に係る適正な業務のためのガイドライン」のポイント(令和2年10月16日公表)、金融庁・消費者庁・国土交通省「アパート等のサブリース契約を検討されている方は契約後のトラブルにご注意ください!」でまとめました。サブリース業者がオーナーから建物を一括して借り上げるしくみで、一定の賃料収入や管理の手間が少ないことがメリットですが、家賃の減額をめぐるトラブルも起きています。「家賃保証」と書いても、定期的な見直しや借地借家法32条の減額請求で家賃が下がることがあり、契約期間中に業者から解約されることもあります。2020年12月15日から、誇大広告・不当勧誘の禁止と、契約前の書面による重要事項説明が義務になりました。

目次
  1. サブリースとは
  2. 「家賃保証」でも家賃は下がることがある
  3. 2020年12月15日からのルール(賃貸住宅管理業法)
  4. 契約前に確かめたいこと
  5. 困ったら
  6. まとめ

プレ男アパートを建てたら、業者が「30年間一括借り上げ・家賃保証」してくれるんだって。空室でも家賃が入るなら安心だよね?

メル美「30年保証」って、30年間ずっと同じ家賃っていう意味なのかな…?

今回は、サブリース(一括借り上げ・家賃保証)契約の注意点です。賃貸住宅管理業法(28条〜30条)の条文(e-Gov法令検索)、国土交通省「サブリース事業に係る適正な業務のためのガイドライン」のポイント(令和2年10月16日公表)、金融庁・消費者庁・国土交通省の注意喚起で確認しました。

この記事はしくみと注意点の説明です。アパートの建築や特定の業者をすすめるものではありません。契約内容の判断は、弁護士や相談窓口に相談してください。

サブリースとは

「家賃保証」でも家賃は下がることがある

国土交通省のガイドラインは、契約前にオーナーに書面で説明しなければならないリスクとして、次の点を挙げています。

家賃が減額される場合があること

契約期間中に解約される場合があること

メル美業者からは減額も解約もできるのに、オーナーからやめるのは難しい。「30年保証」の意味をよく確かめないと

2020年12月15日からのルール(賃貸住宅管理業法)

ルール 中身 条文
誇大広告の禁止 家賃、維持保全の方法、解除などについて、著しく事実に相違する表示や、実際より著しく有利と誤認させる表示をしてはならない 28条
不当な勧誘の禁止 判断に影響する重要な事項を、わざと告げない、うそを告げるなどしてはならない 29条
契約前の書面での説明 契約を結ぶまでに、契約の内容などを書面を交付して説明しなければならない(重要事項説明) 30条
違反したとき 国土交通大臣は、1年以内の期間を限って勧誘や契約の業務の停止などを命じられる 34条

国土交通省のガイドラインでは、次のような例が誇大広告・不当勧誘にあたるとしています。

また、アパートの建築を請け負う建設業者や土地を売る不動産業者が、サブリースの契約を勧める場合も、規制の対象となる「勧誘者」にあたるとしています。

契約前に確かめたいこと

困ったら

まとめ


参考文献

  1. 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律(令和2年法律第60号)第28条・第29条・第30条・第34条(e-Gov法令検索). https://laws.e-gov.go.jp/law/502AC0000000060 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 国土交通省. 「サブリース事業に係る適正な業務のためのガイドライン」(令和2年10月16日公表)のポイント. https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/const/content/001372797.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
  3. 金融庁・消費者庁・国土交通省. アパート等のサブリース契約を検討されている方は 契約後のトラブルにご注意ください!(平成30年3月27日公表、平成30年10月26日更新). https://www.mlit.go.jp/common/001258496.pdf (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。