不動産投資2026年10月5日

不動産の利回りの計算とローンのリスク:広告の「表面利回り6%」は経費を引く前の数字。経費と購入費用を入れた「実質利回り」で見ると4%台に。日銀は2026年9月に政策金利を1.25%程度へ引き上げ。金利が1%上がると、2,000万円・35年ローンの返済は月1万円以上増える計算

不動産投資の利回り(表面利回り・実質利回り)の計算と、ローン・金利のリスクを、計算例と日本銀行の発表でまとめました。表面利回り=年間家賃÷物件価格、実質利回り=(年間家賃−年間の経費)÷(物件価格+購入時の費用)。例では表面6.00%が実質4.19%になります。日本銀行は2026年9月18日、無担保コール翌日物の誘導目標を1.0%程度から1.25%程度に引き上げました。2,000万円を35年・元利均等で借りた場合、金利2%なら月約6万6千円、3%なら約7万7千円の計算。空室・家賃下落・修繕も含めて、借りる前に確かめたい点を紹介します。

目次
  1. 2つの利回り
  2. ローンと金利のリスク
  3. 借りる前に確かめたいこと
  4. 関連記事
  5. まとめ

プレ男「利回り8%」の物件だって! 銀行の金利より全然いいじゃん!

メル美その8%、管理費とか税金とか、ローンの利息とかを引く前じゃない?

今回は、不動産投資の利回りの計算と、ローン・金利のリスクです。計算はこの記事の中で示す仮の数字によるもので、金利の動きは日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年9月18日)で確認しました。

この記事は計算のしかたとリスクの説明です。特定の物件・ローン・金融機関をすすめるものではありません。数字は計算例で、実際の物件の収益を示すものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

2つの利回り

計算式 何を表す
表面利回り(グロス) 年間の家賃収入 ÷ 物件価格 経費を引く前の数字。広告によく出る
実質利回り(ネット) (年間の家賃収入 − 年間の経費)÷(物件価格 + 購入時の費用) 経費と購入費用を入れた数字

計算例

ある区分マンションを、次の仮の条件で考えます。

項目 金額
物件価格 2,000万円
家賃 月10万円(年120万円)
年間の経費(管理費・修繕積立金・固定資産税・管理委託料・保険など) 30万円
購入時の費用(仲介手数料・登記費用・不動産取得税など) 150万円

同じ物件でも、経費と購入費用を入れるだけで、約1.8ポイント下がります。さらに、ここには空室もローンの利息も所得税・住民税も入っていません。

空室を入れると

ローンと金利のリスク

金利は動いている

金利による返済額のちがい(計算例)

2,000万円を、35年・元利均等返済で借りた場合の計算です(手数料・保証料・金利の途中変更は入れていません)。

金利(年) 毎月の返済 1年の返済 35年の返済総額
2% 約6万6,253円 約79万5千円 約2,783万円
3% 約7万6,970円 約92万4千円 約3,233万円
4% 約8万8,555円 約106万3千円 約3,719万円

プレ男表面6%でも、経費とローンを引いたら毎月持ち出しになるかもしれないんだ…

借りる前に確かめたいこと

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まとめ


参考文献

  1. 日本銀行. 金融市場調節方針の変更について(2026年9月18日). https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2026/k260918a.pdf (閲覧日:2026年10月5日)
  2. 日本銀行. (参考)金融市場調節方針の変更(2026年9月金融政策決定会合). https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2026/k260918b.pdf (閲覧日:2026年10月5日)

この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。