詐欺・違法スキームの見分け方2026年10月10日

高齢の家族をねらう「劇場型」投資詐欺:別々の会社のふりをした何人もが口裏を合わせ、「その株を高値で買い取る」とあと押しする。金融庁への相談は2年で15,054件、約25%が60代以上。政府が挙げる6つの見破るポイントと、家族ができること

高齢者がねらわれやすい「劇場型」の投資詐欺と見破り方を、政府広報オンライン「投資詐欺にご注意を 気をつけるべき6つのポイント。相談窓口もご紹介。」(2025年10月6日)でまとめました。金融庁に寄せられた投資詐欺の相談は2023年1月〜2024年12月の2年間で15,054件、うち12,526件(83.2%)は被害あり。2024年の相談の約25%が60代以上でした。劇場型は、A社が未公開株を勧めた直後に別のB社が「高値で買い取るので代わりに買って」と持ちかけるなど、複数の役者が登場する手口。未公開株・外国通貨・発電設備の権利・プロ向けファンドなどが使われます。政府が挙げる6つのポイント(無登録の業者、上場確実・元本保証、未公開株・私募債、タイミングのよい別業者、公的機関のお墨付き、公的機関に似た名前)と、家族ができることを紹介します。

目次
  1. 投資詐欺の相談は2年で15,054件
  2. 「劇場型」とは
  3. 見破る6つのポイント(政府広報)
  4. 家族ができること
  5. 相談先
  6. まとめ

メル美おばあちゃんが「証券会社から未公開株を勧められて、別の会社からもその株を倍で買い取りたいって電話が来た」って…

プレ男2つの会社が同じ株をほしがってるなら、本当に値上がりしそう…って思っちゃうよね

今回は、高齢の家族がねらわれやすい「劇場型」の投資詐欺です。政府広報オンライン「投資詐欺にご注意を 気をつけるべき6つのポイント。相談窓口もご紹介。」(2025年10月6日)で確認しました。

だまされた人が悪いのではありません。何人もの「役者」が入れかわり立ちかわり出てくると、冷静な判断を保つのは非常に難しいと、政府広報もはっきり書いています。

投資詐欺の相談は2年で15,054件

政府広報によると(金融庁の金融サービス利用者相談室への相談をもとに集計)、

「劇場型」とは

メル美A社とB社は、じつは同じグループなんだ。「買い取る」って言った会社とは、払ったあと連絡がとれなくなる

よく使われる「投資先」

政府広報が挙げる主な手口は次のとおりです。投資の対象は、話題に合わせて次々と変わります。

手口 勧誘の例
未公開株 「近く上場する。上場すれば高値がつくのは確実」
外国通貨 「開発途上国が成長する。いまのうちにその国の通貨を買えば儲かる」
権利 風力・太陽光発電の土地の権利、新技術の知的財産権など、話題のキーワードに関連した権利
プロ向けファンド 「金融庁に届出をした業者」「限られたプロ投資家向けのファンド」と信頼させる

見破る6つのポイント(政府広報)

  1. 聞いたことのない業者(金融庁への登録も確認できない業者)から勧誘されている
  2. 「上場確実」「必ず儲かります」「元本は保証されています」などと請け合う
  3. 「未公開株」や「私募債」の取引を勧誘されている(一般に、幅広い投資家にこうした取引が勧誘されることは考えられない)
  4. 株や社債を勧められたあと、別の業者からタイミングよく連絡があり、「必ず値上がりする」「買ってくれたら後日高値で買い取る」と言われる
  5. 業者が「金融庁などの公的機関から認可・許可・委託・指示を受けている」と説明する(公的機関が投資の勧誘を民間に委託・指示することはない)
  6. 金融庁・財務局・消費者庁・消費生活センター・証券取引等監視委員会などの公的機関や、それらを連想させる名前を使っている

政府広報は、こうした勧誘を受けたら「勧誘の途中でもきっぱり断るなどして、絶対に関わらないように」としています。

家族ができること

相談先

未公開株の詐欺のしくみは未公開株・社債の勧誘に注意、取り戻すと言ってくる業者は被害回復をうたう二次被害へ。

まとめ


参考文献

  1. 政府広報オンライン. 投資詐欺にご注意を 気をつけるべき6つのポイント。相談窓口もご紹介。(2025年10月6日). https://www.gov-online.go.jp/article/201510/entry-8432.html (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。