東京のアライグマとハクビシン:アライグマは多摩を中心にふえ、区部にも広がる。ハクビシンは区部のほぼ全域に。屋根裏への侵入やフン尿の被害も。都は防除実施計画をつくり、50の自治体が参加(東京都環境局)
東京都環境局の「アライグマ・ハクビシン対策について」(2026年4月6日更新)によると、都内のアライグマは多摩地域を中心に増え続け、最近は区部でも生息範囲が広がっています。ハクビシンは多摩地域だけでなく区部のほぼ全域に広く分布していると考えられています。相談件数は区部・多摩地域ともに年々増えています。アライグマは北アメリカから中央アメリカ原産で、ペットとして輸入されたものが逃げたり捨てられたりして国内で繁殖した特定外来生物です。ハクビシンは東南アジアから中国南東部原産で、電線を伝い歩きし、8cm四方のすき間にも入り込みます。どちらも夜行性で、家屋への侵入による建物の破損や、天井裏のフン尿の汚れなどの被害が問題になっています。都は2013年に「東京都アライグマ・ハクビシン防除実施計画」をつくり(2026年4月改定)、計画に参加する自治体は50、農作物の獣害対策も含めると全53自治体のうち51が対策に取り組んでいます。

プレ男夜、家の近くの電線をタヌキみたいな動物が歩いてたんだけど…。

メル美東京都によると、ハクビシンは区部のほぼ全域にいるんだって。電線を伝い歩きするらしいよ。
今回は、東京のアライグマとハクビシンです。東京都環境局の「アライグマ・ハクビシン対策について」(2026年4月6日更新)で確認した内容をまとめました。
都内での広がり
- アライグマは、多摩地域を中心に増え続け、最近は区部でも生息範囲が広がっています
- ハクビシンは、多摩地域だけでなく区部のほぼ全域に広く分布していると考えられています
- 目撃や被害の相談件数は、区部・多摩地域ともに年々増えています
どんな動物?
| アライグマ | ハクビシン | |
|---|---|---|
| 原産地 | 北アメリカ〜中央アメリカ | 東南アジア〜中国南東部 |
| 体長(成獣) | 40〜65cm | 40〜60cm |
| 特徴 | 木登りが得意、前足が器用 | 電線を伝い歩きする、8cm四方のすき間にも入る。果実を好む |
| 法令 | 外来生物法の特定外来生物 | 生態系被害防止外来種リストの重点対策外来種 |
- どちらも夜行性で、昼は屋根裏などで休み、水辺を好みます
- アライグマは、ペットとして輸入されたものが逃げたり捨てられたりして、国内で繁殖しました
- タヌキやアナグマと顔が似ているため、見まちがえられることがよくあります

プレ男8cmのすき間から家に入れちゃうんだ。
どんな被害?
- 家屋への侵入による建物の破損、天井裏のフン尿の汚れなど
- 果樹や野菜などの農作物の被害(多摩部を中心に)
- アライグマによるトウキョウサンショウウオなどの捕食。あきる野市・日の出町の丘陵部では、トウキョウサンショウウオの個体群が1970年代末から3分の1に減ったと推定され、原因の一つにアライグマの捕食があげられています
都の対策
- 都は2013年に「東京都アライグマ・ハクビシン防除実施計画」をつくり(2026年4月に改定)、区市町と連携して箱わなで捕獲しています
- 計画に参加する自治体は50、農作物の獣害対策を含めると全53自治体のうち51が対策に取り組んでいます
- 横沢入里山保全地域では、アライグマの駆除などの結果、トウキョウサンショウウオの卵のうが510房(2010年度)から748房(2025年度)に回復しました(西多摩自然フォーラムの調査)

メル美見かけたり被害があったりしたら、住んでいる区や市に相談すればいいんだね。

東京都環境局によると、アライグマは多摩地域を中心に増えて区部にも広がり、ハクビシンは区部のほぼ全域に分布していると考えられています。
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多摩の山のクマは、東京のツキノワグマもどうぞ
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伊豆大島の外来の動物は、伊豆大島のキョンもどうぞ
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まとめ
- アライグマは多摩を中心にふえ、区部にも拡大
- ハクビシンは区部のほぼ全域に
- 屋根裏への侵入やフン尿、農作物の被害
- 都の防除実施計画に50自治体が参加
参考文献
- 東京都環境局. アライグマ・ハクビシンについて(2026年4月6日更新). https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/raccoon/habit (閲覧日:2026年10月12日)
- 東京都環境局. 東京都のアライグマ・ハクビシンの被害及び対策の状況について(2026年4月6日更新). https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/raccoon/raccoon/ (閲覧日:2026年10月12日)
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