暮らしのデータ2026年10月10日

東京の地盤沈下(2024年):2cm以上沈んだ地域はゼロ、最大は文京区千石一丁目の1.17cm。かつては1968年に江戸川区西葛西で1年に23.89cm沈んだことも。1972年の天然ガス採取停止や地下水のくみ上げ規制で、1976年から5cm以上沈む地域はなくなった

東京都土木技術支援・人材育成センターの「令和6年地盤沈下調査報告書」によると、2024年(令和6年)は421点の水準基標で測量し、区部・多摩地域ともに2cm以上沈下した地域はありませんでした。1cm以上沈下した地域は区部に0.2km²で、最大沈下量は文京区千石一丁目の1.17cm、最大隆起量は国分寺市本多一丁目の1.50cmです。東京の地盤沈下は、江東区で大正時代の初期に、江戸川区・足立区で大正末期から昭和初期に始まり、戦後は1年に10cmをこえる地域が広がりました。1968年には江戸川区西葛西二丁目で年間23.89cm、多摩地域では1973年に清瀬市で21.65cmが最大です。1972年12月31日の水溶性天然ガスの採取停止や、工業用の地下水くみ上げの減少などで地下水位が上がり、1976年からは1年に5cm以上沈下する地域はなくなりました。

プレ男江東区とか江戸川区って、海より低い土地があるって聞いたけど、いまも沈んでるの?

メル美東京都が毎年、地盤沈下を測っているんだって。昔はすごく沈んでいたみたい。

今回は、東京の地盤沈下です。東京都土木技術支援・人材育成センターの「令和6年地盤沈下調査報告書」で確認した内容をまとめました。

2024年は2cm以上沈んだ地域なし

2024年 内容
1cm以上沈下した地域 区部に0.2km²
最大沈下量 1.17cm(文京区千石一丁目)
最大隆起量 1.50cm(国分寺市本多一丁目)
1年に5cm以上沈下した地域 なし

プレ男いちばん沈んだところでも、1年で1cmちょっとなんだ。

かつては1年に20cm以上

時期 できごと
大正時代の初期 江東区で地盤沈下が始まる
大正末期〜昭和初期 江戸川区・足立区でも始まる
終戦前後 江東区東部の沈下が急に小さくなり、広い範囲で地面が上がる
1950年ごろ〜 再び沈下。各地で1年に10cmをこえ、千葉県境・埼玉県境にも広がる
1968年 江戸川区西葛西二丁目で1年に23.89cm(区部の最大)
1973年 清瀬市で1年に21.65cm(多摩地域の最大)
1972年12月31日 水溶性天然ガスの採取を停止
1976年〜 1年に5cm以上沈下する地域がなくなる

メル美地下水をくみ上げるのをやめたら、沈むのが止まったんだね。

東京都の地盤沈下調査報告書によると、2024年は2cm以上沈下した地域はなく、最大は文京区千石一丁目の1.17cmでした。1968年には江戸川区西葛西で1年に23.89cm沈んでいます。

まとめ


参考文献

  1. 東京都土木技術支援・人材育成センター. 令和6年地盤沈下調査報告書. https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kensetsu/r070000 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 東京都建設局. 地盤沈下調査報告. https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/tech/03-jyouhou/chinka (閲覧日:2026年10月10日)

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