東京の地盤沈下(2024年):2cm以上沈んだ地域はゼロ、最大は文京区千石一丁目の1.17cm。かつては1968年に江戸川区西葛西で1年に23.89cm沈んだことも。1972年の天然ガス採取停止や地下水のくみ上げ規制で、1976年から5cm以上沈む地域はなくなった
東京都土木技術支援・人材育成センターの「令和6年地盤沈下調査報告書」によると、2024年(令和6年)は421点の水準基標で測量し、区部・多摩地域ともに2cm以上沈下した地域はありませんでした。1cm以上沈下した地域は区部に0.2km²で、最大沈下量は文京区千石一丁目の1.17cm、最大隆起量は国分寺市本多一丁目の1.50cmです。東京の地盤沈下は、江東区で大正時代の初期に、江戸川区・足立区で大正末期から昭和初期に始まり、戦後は1年に10cmをこえる地域が広がりました。1968年には江戸川区西葛西二丁目で年間23.89cm、多摩地域では1973年に清瀬市で21.65cmが最大です。1972年12月31日の水溶性天然ガスの採取停止や、工業用の地下水くみ上げの減少などで地下水位が上がり、1976年からは1年に5cm以上沈下する地域はなくなりました。

プレ男江東区とか江戸川区って、海より低い土地があるって聞いたけど、いまも沈んでるの?

メル美東京都が毎年、地盤沈下を測っているんだって。昔はすごく沈んでいたみたい。
今回は、東京の地盤沈下です。東京都土木技術支援・人材育成センターの「令和6年地盤沈下調査報告書」で確認した内容をまとめました。
2024年は2cm以上沈んだ地域なし
- 2024年は、421点の水準基標で測量しました(1級水準測量、延長550km)
- 区部・多摩地域とも、2cm以上沈下した地域はありませんでした
| 2024年 | 内容 |
|---|---|
| 1cm以上沈下した地域 | 区部に0.2km² |
| 最大沈下量 | 1.17cm(文京区千石一丁目) |
| 最大隆起量 | 1.50cm(国分寺市本多一丁目) |
| 1年に5cm以上沈下した地域 | なし |

プレ男いちばん沈んだところでも、1年で1cmちょっとなんだ。
かつては1年に20cm以上
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 大正時代の初期 | 江東区で地盤沈下が始まる |
| 大正末期〜昭和初期 | 江戸川区・足立区でも始まる |
| 終戦前後 | 江東区東部の沈下が急に小さくなり、広い範囲で地面が上がる |
| 1950年ごろ〜 | 再び沈下。各地で1年に10cmをこえ、千葉県境・埼玉県境にも広がる |
| 1968年 | 江戸川区西葛西二丁目で1年に23.89cm(区部の最大) |
| 1973年 | 清瀬市で1年に21.65cm(多摩地域の最大) |
| 1972年12月31日 | 水溶性天然ガスの採取を停止 |
| 1976年〜 | 1年に5cm以上沈下する地域がなくなる |
- 天然ガスの採取停止や、工業用の地下水くみ上げの減少などの規制で、1973年から低地ではほぼ全域で地下水位が上がり、地盤沈下は急に小さくなったと説明しています

メル美地下水をくみ上げるのをやめたら、沈むのが止まったんだね。

東京都の地盤沈下調査報告書によると、2024年は2cm以上沈下した地域はなく、最大は文京区千石一丁目の1.17cmでした。1968年には江戸川区西葛西で1年に23.89cm沈んでいます。
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まとめ
- 2024年は2cm以上沈下した地域なし、最大は1.17cm
- 1968年には江戸川区西葛西で1年に23.89cm
- 1972年の天然ガス採取停止や地下水くみ上げの規制で沈下が止まった
- 1976年から、1年に5cm以上沈む地域はない
参考文献
- 東京都土木技術支援・人材育成センター. 令和6年地盤沈下調査報告書. https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kensetsu/r070000 (閲覧日:2026年10月10日)
- 東京都建設局. 地盤沈下調査報告. https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/tech/03-jyouhou/chinka (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。