幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.058

小泉八雲の怪談「蠅のはなし」親の供養のため、きれいな着物も着ずにお金をためた女中の玉。死んで10日後、真冬なのに大きな蠅が主人の頭のまわりを飛ぶ。翅に紅をぬって遠くへ放しても、赤い蠅はもどってきた

小泉八雲『骨董(Kotto)』の「蠅のはなし(STORY OF A FLY)」。京都の商人・飾屋九兵衛の家の女中・玉は、両親の位牌をお寺におさめて供養するため、着物も買わずにお金をためていました。その願いをはたした玉は、元禄15年(1702年)正月に病気で亡くなります。10日ほどたって、大寒のさなかに、大きな蠅が九兵衛の頭のまわりを飛びはじめました。こわいだけではない、やさしい怪談を、英語の原文と大谷正信訳で読みます。

2026年10月10日

目次
  1. あらすじ1:着物を着ない女中
  2. あらすじ2:願いをはたして
  3. あらすじ3:真冬の大きな蠅
  4. 30匁のゆくえ
  5. お寺での供養
  6. まとめ

プレ男蠅の怪談?ちょっと想像がつかないなあ。

メル美こわいっていうより、じーんとくる話なんだって。

今回は、小泉八雲『骨董(Kotto)』の「蠅のはなし(STORY OF A FLY)」です。英語の原文(1903年のマクミラン社版)をプロジェクト・グーテンベルクで、日本語訳(大谷正信訳)を青空文庫で読みました。人名・地名は大谷正信訳の漢字をいまの字体にして使い、読みは青空文庫の図書カードによります。

あらすじ1:着物を着ない女中

あらすじ2:願いをはたして

あらすじ3:真冬の大きな蠅

プレ男赤くぬった蠅がもどってきた!これはもう、玉さんだ!

30匁のゆくえ

お寺での供養

メル美両親を供養した玉さんが、さいごは九兵衛さんたちに供養してもらえたんだね。

英語の原文・訳ともに、玉は「翌冬の初め」に病気になり、「元禄15年正月11日」に亡くなったと書かれています。

小泉八雲の「蠅のはなし」では、九兵衛が翅と体に紅をぬって遠くへ放した蠅が、2日後に真っ赤なまま家にもどってきました。

まとめ


参考文献

  1. Lafcadio Hearn. Kotto: Being Japanese Curios, with Sundry Cobwebs(New York: The Macmillan Company, 1903). “Story of a Fly”. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/55473 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 小泉八雲(大谷正信訳). 蠅のはなし. 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000258/card59431.html (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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