幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.065

小泉八雲の怪談「幽霊滝の伝説」「今夜ひとりで幽霊滝へ行けたら、今日つむいだ麻をぜんぶあげる」。かけに乗ったお勝は、子どもを背負って夜の滝へ。賽銭箱に手をのばしたとき、「おい、お勝」と声がした

小泉八雲『骨董(Kotto)』の最初の話「幽霊滝の伝説(THE LEGEND OF YUREI-DAKI)」。伯耆の国(いまの鳥取県)黒坂村の近くに、幽霊滝という滝があります。ある冬の寒い晩、麻取場で働く女たちが怪談に興じていると、「今夜ひとりで幽霊滝へ行けたら」というかけの話になります。大工の女房・安本お勝は、2歳の息子を背負ったまま、証拠に滝大明神の賽銭箱を持ち帰ると言って出かけました。英語の原文と田部隆次訳で読みます。

2026年10月10日

目次
  1. 幽霊滝と賽銭箱
  2. あらすじ1:冬の夜のかけ
  3. あらすじ2:「おい、お勝」
  4. あらすじ3:麻取場にもどると
  5. まとめ

プレ男怪談をしてて、「じゃあ今から心霊スポット行こうぜ!」ってなるの、いまでもあるよね。

メル美小泉八雲の「幽霊滝の伝説」は、まさにそういう話。でも、結末がとてもこわいの。

今回は、小泉八雲『骨董(Kotto)』の「幽霊滝の伝説(THE LEGEND OF YUREI-DAKI)」です。英語の原文(1903年のマクミラン社版)をプロジェクト・グーテンベルクで、日本語訳(田部隆次訳)を青空文庫で読みました。人名・地名は田部隆次訳の漢字を使っています。

※この話の結末には、小さな子どもが命を落とす場面があります。この記事では、くわしい描写はひかえています。

幽霊滝と賽銭箱

あらすじ1:冬の夜のかけ

プレ男子どもを背負ったまま行っちゃうの!?

あらすじ2:「おい、お勝」

あらすじ3:麻取場にもどると

メル美2回よんだ声は、とめようとしていたのかもしれないね…。ふざけ半分のかけが、いちばん大切なものをうばってしまった話。

八雲は物語の中で、滝の名前の由来は「知らない」と書いています。

小泉八雲の「幽霊滝の伝説」では、お勝が賽銭箱に手をのばしたとき、滝の上から「おい、お勝」と2度、名前をよぶ声がしました。

まとめ


参考文献

  1. Lafcadio Hearn. Kotto: Being Japanese Curios, with Sundry Cobwebs(New York: The Macmillan Company, 1903). “The Legend of Yurei-Daki”. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/55473 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 小泉八雲(田部隆次訳). 幽霊滝の伝説(底本:『小泉八雲全集第八卷 家庭版』第一書房). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000258/card59432.html (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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