幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.061

小泉八雲の怪談「常識」修行をつんだ高僧のもとに、毎晩、白い象に乗った普賢菩薩があらわれる。いっしょに見た猟師は、その菩薩に矢を射た。「わたしのような者にまで見えるのは、おかしい」

小泉八雲『骨董(Kotto)』の「常識(COMMON SENSE)」。京都に近い愛宕山の寺で、長年お経と瞑想にはげんできた高僧は、毎晩、白い象に乗った普賢菩薩が寺に来ると言います。米をとどけに来た猟師も、その夜いっしょに拝むことになりました。光かがやく菩薩があらわれたとき、猟師は弓を引きしぼって矢を放ちます。「なぜ、生きものを殺すのが仕事の自分にまで見えるのか」——学のない猟師の「常識」が見抜いたものとは。英語の原文と田部隆次訳で読みます。

2026年10月10日

目次
  1. あらすじ1:毎晩あらわれる普賢菩薩
  2. あらすじ2:猟師の疑い
  3. あらすじ3:白い象と、一本の矢
  4. 猟師の「常識」
  5. まとめ

プレ男「常識」って題名の怪談?ぜんぜんこわくなさそう。

メル美「ふしぎなもの」を見たときに、どう考えるか、っていう話なんだって。このサイトの「マジレス」にぴったり。

今回は、小泉八雲『骨董(Kotto)』の「常識(COMMON SENSE)」です。英語の原文(1903年のマクミラン社版)をプロジェクト・グーテンベルクで、日本語訳(田部隆次訳)を青空文庫で読みました。本文中の「」の言葉は、田部隆次訳をもとに、わかりやすく言いかえたものです。

あらすじ1:毎晩あらわれる普賢菩薩

あらすじ2:猟師の疑い

プレ男え、小僧さんも見たなら、本物っぽくない?なんで疑いが強くなるの?

あらすじ3:白い象と、一本の矢

猟師の「常識」

メル美「自分にも見えるのはおかしい」って、筋道を立てて考えたんだね。ふしぎなものほど、まず落ちついて考えるのが大事なんだ。

正体の動物は、英語の原文では「badger(アナグマ)」、田部隆次訳では「狸」となっています。この記事では「大きな動物」としました。

小泉八雲の「常識」で、猟師は、生きものを殺すのが仕事の自分にまで菩薩が見えるのはおかしいと考え、その正体を見やぶりました。

まとめ


参考文献

  1. Lafcadio Hearn. Kotto: Being Japanese Curios, with Sundry Cobwebs(New York: The Macmillan Company, 1903). “Common Sense”. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/55473 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 小泉八雲(田部隆次訳). 常識(底本:『小泉八雲全集第八卷 家庭版』第一書房). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000258/card59428.html (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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