
マジ男合コン、友だちの紹介、婚活パーティー、結婚相談所…。結局、どれがいちばん結婚に近いんだろう?

デア子わたしは親に紹介を頼むのは、ちょっと恥ずかしいかも。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、婚活の方法ごとに、その後1年以内の結婚との結びつきを調べた研究です。お茶の水女子大学大学院のコルムシ・オリガさんの論文「「婚活」が結婚に与える短期的な影響:結婚への移行に関する男女比較分析」(学術誌『家族関係学』37号、2018年)の原文をもとにまとめました。
どんな研究?
- 東京大学社会科学研究所の「働き方とライフスタイルに関する全国調査」(JLPS)を使いました。2007年に全国の20〜40歳だった男女を、毎年同じ人を追いかけて調べている調査(パネル調査)です
- 2007〜2014年の記録から、前の前の年に恋人がいなかった人で、前の年も未婚だった人を取り出しました(学生はのぞく)。分析した人数は、男性2,386人・女性2,016人(のべ数)です
- 前の年までの1年に行った婚活と、次の1年に初めて結婚したかの関係を調べました
- 年齢・学歴・年収・結婚意欲(どれくらい結婚したいか)をそろえた分析もしています
みんなは、どんな婚活をしていた?
恋人がいなかった人が、その後1年に「交際してみたい異性と出会うために、やってみたこと」(複数回答)です。
| 男性 | 女性 | |
|---|---|---|
| 友人・知人・幼なじみに紹介を頼んだ | 22.7% | 28.2% |
| 合コンに参加した | 17.9% | 22.0% |
| 職場・アルバイト先の同僚や上司に紹介を頼んだ | 9.7% | 10.6% |
| お見合いパーティーに参加した | 4.1% | 6.4% |
| 親・きょうだいに紹介を頼んだ | 3.5% | 5.1% |
| 結婚相談所や結婚仲介サービスに登録した | 2.9% | 3.1% |
| お見合いに参加した | 2.5% | 2.7% |
| 親・きょうだい以外の親族に紹介を頼んだ | 1.9% | 2.2% |
| どれもしなかった | 63.3% | 56.3% |
- 恋人がいない人のうち、何らかの婚活をした人は男女とも4割前後でした
- その後1年に結婚した人は、男性1.68%、女性2.63%(のべ数に対する割合)でした

マジ男恋人がいない人の6割くらいは、1年間、どの婚活もしてなかったんだ。
わかったこと:結婚相談所とお見合いが、1年以内の結婚と強く結びついていた
年齢・学歴・年収・結婚意欲をそろえたうえで、その婚活をした人が、しなかった人にくらべて、次の1年に結婚する見込み(オッズ)が何倍だったかです。
| 婚活 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| お見合いに参加 | 3.82倍 | 2.47倍(参考程度の差) |
| 結婚相談所や結婚仲介サービスに登録 | 3.34倍 | 3.52倍 |
| 親・きょうだいに紹介を依頼 | はっきりした差なし | 2.45倍 |
| お見合いパーティーに参加 | はっきりした差なし | はっきりした差なし |
| 親・きょうだい以外の親族に紹介を依頼 | はっきりした差なし | はっきりした差なし |
| 友人・知人・幼なじみに紹介を依頼 | はっきりした差なし | はっきりした差なし |
| 職場の同僚・上司に紹介を依頼 | はっきりした差なし | はっきりした差なし |
| 合コンに参加 | はっきりした差なし | はっきりした差なし |
- 条件をそろえる前は、お見合いパーティーも男女とも結婚と結びついていました(男性3.42倍、女性2.28倍)が、年齢・学歴・年収・結婚意欲をそろえると、はっきりした差はなくなりました
- 条件をそろえる前の段階でも、友人の紹介・同僚の紹介・合コンは、はっきりした差がありませんでした
論文の考察
- 結婚相談所は費用がかかることが多く、利用する人は結婚への意識が高く、短い期間での結婚を望んでいるため、出会いから結婚までが短くなるのだろう、としています
- お見合いパーティーは、短い時間で多くの人と話す必要があり、気軽に参加できるイベントも増えたことから、合コンに近い活動になりつつあるのではないか、と書いています
- 友人の紹介は、相手ができてもすぐには結婚せず、交際期間をおくため、1年以内の結婚には表れにくかったのだろう、としています。合コンは、結婚より交際相手を探す目的で参加する人も少なくないためではないか、としています
- 論文は、友人の紹介や合コンも、もっと長い目で見れば結婚につながる可能性や、異性とのネットワークが広がる可能性があり、長期の影響を調べるのは今後の課題だ、と書いています

この研究で1年以内の結婚と強く結びついていたのは、結婚相談所への登録とお見合いでした。ただし、友人の紹介や合コンは「1年以内」には差が出なかっただけで、長い目で見た影響はこの研究ではわかりません。
研究の限界
- 2007〜2014年の調査で、マッチングアプリが広まる前の時期です。アプリは調べていません
- 見ているのは「1年以内」の結婚だけです
- 何年も婚活を続けている人と、初めて婚活した人を区別していません。論文は、婚活の組み合わせの効果も今後の課題としています
- 婚活をした人としなかった人のちがいを、年齢・学歴・年収・結婚意欲以外の条件まではそろえていません
婚活に当てはめると
- 早く結婚したい人にとって、結婚相談所やお見合いのような「結婚を目的とした」方法は、この研究では1年以内の結婚と強く結びついていました。契約のルールは結婚相談所に入る前に知っておきたい法律へ
- 友人の紹介の頼み方は友だちや職場の先輩に「紹介して」と頼むには、合コンは合コンで出会うには、婚活イベントは婚活イベント・街コンに行ってみるもどうぞ

デア子恥ずかしがらずに、家族にも「いい人がいたら」って言っておこうかな。

マジ男ぼくは早めに結婚したいから、結婚を目的にした場を中心にしてみるよ。
まとめ
- 全国のパネル調査(2007〜2014年)で、恋人がいない人の婚活と、次の1年の結婚の関係を調べた研究(2018年)
- 恋人がいない人の約6割は、1年間どの婚活もしていなかった
- 年齢・学歴・年収・結婚意欲をそろえても、結婚相談所への登録(男性3.34倍・女性3.52倍)と、男性のお見合い(3.82倍)、女性の親・きょうだいの紹介(2.45倍)が結婚と結びついていた
- 友人の紹介や合コンは、1年以内の結婚では差が見られなかった。アプリが広まる前のデータ
参考文献
- コルムシ・オリガ. 「婚活」が結婚に与える短期的な影響:結婚への移行に関する男女比較分析. 家族関係学. 2018;37:49-61. doi:10.24673/jjfr.37.0_49. https://doi.org/10.24673/jjfr.37.0_49 (閲覧日:2026年10月22日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。
