ガジェット2026年10月10日

【テクノロジー解説】同じ設計図なのに、筋肉と神経はなぜちがう?遺伝子の「ブレーキ役」マイクロRNA。体長1mmの線虫から見つかり、はじめは「線虫だけの変わりもの」と思われた。人には1,000以上(2024年ノーベル生理学・医学賞)

体の細胞は、どれも同じ染色体(同じ取扱説明書)をもっています。それなのに、筋肉の細胞と神経の細胞はまったくちがいます。その答えは、細胞ごとに必要な遺伝子だけを働かせる「遺伝子の調節」です。2024年のノーベル生理学・医学賞は、アンブロス博士とラブカン博士による、とても小さなRNA「マイクロRNA」の発見に贈られました。1993年に体長1mmの線虫で見つかったときは、ほとんど注目されませんでしたが、2000年に動物全体に共通するマイクロRNAが見つかって状況が変わりました。いまでは人の遺伝情報に1,000以上のマイクロRNAがあることがわかっています。

目次
  1. 同じ設計図なのに、なぜちがう細胞に?
  2. 1993年、体長1mmの線虫から
  3. 「線虫だけの変わりもの」から、すべての動物へ
  4. 病気との関係
  5. つながるテクノロジー
  6. まとめ

プレ男「マイクロRNA」?mRNAワクチンのRNAとはちがうの?

メル美同じRNAの仲間だけど、遺伝子の「ブレーキ役」なんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回はマイクロRNAです。2024年のノーベル生理学・医学賞の発表をもとにまとめました。

同じ設計図なのに、なぜちがう細胞に?

1993年、体長1mmの線虫から

プレ男説明書の「写し」に、小さなふせんを貼って「ここは読まないで」ってするイメージ?

「線虫だけの変わりもの」から、すべての動物へ

病気との関係

マイクロRNAは、mRNAにくっついてタンパク質づくりにブレーキをかける、小さなRNAです。小さな線虫から見つかった発見が、人を含むすべての複雑な生き物に共通するしくみだとわかりました。

つながるテクノロジー

プレ男最初はスルーされてた発見が、ノーベル賞か。

メル美小さな線虫が、人の体のしくみを教えてくれたんだね。

唐辛子が「熱い」しくみは、温度と触覚のセンサーの発見へ。

DNAからmRNAへ写しとるしくみは、遺伝子の「写し」をとるしくみへ。

同じ線虫の研究から見つかった「細胞の計画的な死」は、細胞は「計画的に」死ぬへ。

まとめ


参考文献

  1. The Nobel Assembly at Karolinska Institutet. Press release: The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2024. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/2024/press-release/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。