予防2026年10月12日

男性どうしで性行為をする人(MSM)の、こころと性の健康の調査:子どものころのつらい体験が多い人ほど、薬物の使用や依存が重くなりやすい。責めるのではなく、包括的な支えを

男性どうしで性行為をする人(MSM)のこころの健康と性行動について、国立感染症研究所の「病原微生物検出情報(IASR)」2024年10月号の「MSMを対象としたメンタルヘルスと性行動に関するweb調査」をもとにまとめました。2022〜2023年のweb調査(第2回LASH)の4,364人を分析すると、子どものころの逆境体験(虐待や、性的指向・ジェンダーに関するいじめなど)の点数が高い人は14.5%で、HIV陽性の人では20.7%でした。点数が高い人は、薬物の使用、市販薬や処方薬の乱用、中程度以上の薬物依存と関連していました。研究者は、子どものころの体験やこころの健康にも目を向けた包括的な支援と、ハームリダクションの考え方が必要だとしています。

目次
  1. どんな調査?
  2. 子どものころのつらい体験と、大人になってからの健康
  3. 責めるのではなく、支える
  4. まとめ

プレ男性の健康って、体のことだけじゃなくて、こころのことも関係しているの?

メル美子どものころの体験が、大人になってからの健康に影響するって聞いたことがあるよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、男性どうしで性行為をする人(MSM)のこころの健康と性の健康の話です。国立感染症研究所の「病原微生物検出情報(IASR)」2024年10月号の「MSMを対象としたメンタルヘルスと性行動に関するweb調査」(ぷれいす東京ほか)をもとにまとめました。

どんな調査?

子どものころのつらい体験と、大人になってからの健康

この調査では、子どものころの逆境体験の点数が高い人ほど、薬物の使用や依存が重くなりやすい関連がみられました。研究者は、こころの健康にも目を向けた包括的な支援が必要だとしています。

責めるのではなく、支える

研究者は、

としています。

プレ男つらい体験をしてきた人を責めるんじゃなくて、こころと体の両方を支えることが大事なんだね。

男性同士の性の健康は男性同士のセックスと性の健康、PrEPはPrEP(HIVの曝露前予防)とは?を見てください。

日本のPrEPの研究は、日本のPrEPの研究(東京近郊のMSM)を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 生島嗣, 三輪岳史, 山口正純. MSMを対象としたメンタルヘルスと性行動に関するweb調査(IASR Vol.45 p168-169: 2024年10月号). https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/iasr/pathogens/vol45/536/536r05.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。