世界の神話Mythos

Norse Mythology

アルヴィースの歌トールの娘を花嫁にしようとやってきた、鼻のまわりが青白い小人アルヴィース(すべてを知る者)。トールは「すべての世界での言葉を答えられたら」と、大地、空、月、太陽…と問いつづけた。小人は全部答えた。でも、そのあいだに夜が明けた

2026年10月10日

白黒の挿絵。上に「SUN SHINES IN THE HALL(広間に日がさす)」と書かれた帯。左に人の形の石が立ち、そのとなりで、長い髪の娘とひげの男が手をつないでいる
W.G.コリングウッド「広間に日がさす」(O.ブレイ訳『古エッダ』1908年の挿絵)。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)。コモンズの説明によると、左の石が石になった小人アルヴィースで、トールと娘が手をとりあっています
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 花嫁をむかえに
  3. 2. 「すべての世界で、何とよぶ?」
  4. 3. 夜が明けて
  5. まとめ

プレ男小人が、トールの娘と結婚したいって!? トールが許すわけないよね。

メル美トールは、力じゃなくて「質問ぜめ」で勝負したんだって。それも、とってもずるい作戦で…。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回は北欧神話の「アルヴィースの歌」です。『古エッダ』の「アルヴィースの歌」を、H.A.ベローズの英訳(1923年、Project Gutenberg)と注で読みました。同じく問答の形のヴァフスルーズニルの歌もどうぞ。北欧神話の全体は北欧神話の入門へ。

白黒の挿絵。上に「SUN SHINES IN THE HALL(広間に日がさす)」と書かれた帯。左に人の形の石が立ち、そのとなりで、長い髪の娘とひげの男が手をつないでいる

W.G.コリングウッド「広間に日がさす」(O.ブレイ訳『古エッダ』1908年の挿絵)。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)。コモンズの説明によると、左の石が石になった小人アルヴィースで、トールと娘が手をとりあっています

プロフィール

アルヴィース 小人。名前は「すべてを知る者」(ベローズの注)
すまい 大地の下、岩の下
のぞみ トールの娘を花嫁にすること
すがた トールいわく「鼻のまわりが青白い」
弱点 小人は日の光にあたると石になる(ベローズの注)

1. 花嫁をむかえに

メル美お父さんのいないあいだに、結婚の約束がされちゃってたんだ。

2. 「すべての世界で、何とよぶ?」

プレ男同じものでも、世界ごとによび名がちがうんだ。小人にとって太陽は「だますもの」…? なんでだろう。

3. 夜が明けて

ベローズ訳では、トールは「小人よ、昼がおまえをつかまえた」と言い、ベローズの注は、日の光が小人を石に変えると説明しています。

まとめ


参考文献

  1. Henry Adams Bellows(英訳). The Poetic Edda(1923年). Alvissmol(Introductory Note; 1–10, 15–16, 35 と注). Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/73533 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. ウィキメディア・コモンズ. Sun shines in the Hall(W. G. Collingwood〈1854–1932〉、Olive Bray 訳『The Elder or Poetic Edda』1908年、パブリックドメイン). https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sun_shines_in_the_Hall.jpg (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. II北欧神話ヴァフスルーズニルの歌オーディンは名前をかくして、いちばん物知りの巨人をたずね、首をかけた知恵くらべをした。昼をはこぶ馬の名、世界のはじまり、神々のおわりのあとのこと。そして最後の問い。「オーディンは、火葬の火にのる前の息子の耳に、何をささやいたか」
  2. II北欧神話トール神々と人間でいちばん強い雷の神。ハンマー・ミョルニル、力が2倍になる帯、鉄の手袋。そのハンマーを巨人にぬすまれ、とり返すために、花嫁のベールをかぶって女神フレイヤのふりをした
  3. II北欧神話フルングニル心臓も頭も盾も石でできた、巨人いちばんの強者。トールとの決闘で、トールのハンマーと巨人の砥石が空中でぶつかり、砥石のかけらはトールの頭にささったまま。生まれて3晩の息子マグニが、トールを助けだした