世界の神話Mythos

Indian Mythology

ビーシュマの誓い父王が、ふさぎこんでいるわけを知った王子デーヴァヴラタは、漁師の長のもとへ行き、誓った。「この娘から生まれる子を王にしよう。わたしは王位をすて、生涯、妻も子ももたない」。天から花がふり、神々はさけんだ。「この者はビーシュマ(おそるべき者)だ!」

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. ふさぎこむ父
  3. 2. 漁師の長の条件
  4. 3. ふたつの誓い
  5. 4. 「ビーシュマ」
  6. まとめ

プレ男「おそるべき者」って名前、なんだかこわい…。どんな人なの?

メル美お父さんのために、とてもきびしい誓いをたてた王子なんだって。その誓いが「おそるべき」ほどだったの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はインド神話のビーシュマの誓いです。『マハーバーラタ』第1巻アーディ・パルヴァの「サンバヴァの巻」第100章(K.M.ガングリ英訳、プロジェクト・グーテンベルク)を読みました。同じ『マハーバーラタ』のヤヤーティ王と息子の若さもどうぞ。インド神話の全体はインド神話の入門へ。

プロフィール

デーヴァヴラタ シャンタヌ王と、川の女神ガンガーの子。ただひとりの王子
父の悩み 漁師の長の娘サティヤヴァティーとの結婚に、条件をつけられた
漁師の長の心配 娘の子が王になれないのでは、という心配
誓い 王位をすて、生涯、妻も子ももたない
新しい名 ビーシュマ(英訳では the terrible、おそるべき者)
父からのおくりもの 自分が望むまで、死がおとずれない力

1. ふさぎこむ父

2. 漁師の長の条件

3. ふたつの誓い

メル美お父さんの結婚のために、王になることも、家族をもつこともあきらめたんだ…。

4. 「ビーシュマ」

プレ男「おそるべき」って、こわいって意味じゃなくて、誓いのきびしさがすごすぎるってことだったんだ。

『マハーバーラタ』では、デーヴァヴラタが王位をすて、生涯妻をもたないと誓うと、神々は天から花をふらせて「この者はビーシュマだ」とさけびました。

まとめ


参考文献

  1. Kisari Mohan Ganguli(英訳). The Mahabharata of Krishna-Dwaipayana Vyasa, Volume 1. Adi Parva, Sambhava Parva, Section C. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/15474 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

Next Stars次に読む

  1. VIVIインド神話ヤヤーティ王と息子の若さのろいで急に年老いた王ヤヤーティは、5人の息子にたのんだ。「だれか、わたしの老いをひきうけて、若さをわけてくれ」。兄たちはことわり、末っ子のプールだけがひきうけた。千年のあいだ若さをたのしんだ王は、ある真理に気づいた
  2. VIVIインド神話ドローナの弓の試験木の上に、つくりものの鳥。「何が見える?」と師ドローナがたずねると、王子たちはみな「木と、先生と、兄弟と、鳥が見えます」と答えた。ただひとりアルジュナだけが言った。「鳥しか見えません。いいえ、鳥の頭だけが見えます」
  3. VIインド神話ガンガーの降下天をながれる聖なる川ガンガーを、地上へおろしたい。王バギーラタの長い修行に、ブラフマーは言った。「天からの激流に、大地はたえられない。シヴァにうけとめてもらえ」。シヴァは頭で川をうけとめ、ガンガーはその髪の中を長いあいださまよった