世界の神話Mythos

Greek Mythology

カストルとポリュデウケス(ディオスクロイ)馬をならすカストルと、ボクシングのポリュデウケス。兄弟が殺されたとき、ポリュデウケスは「ひとりだけ不死になる」ことをことわった。ゼウスはふたりに、1日ごとに神々のもとと人間のもとでくらすことをゆるした

2026年10月10日

古代の銀貨。槍をもった2人の騎士が、ならんで馬を走らせている。上と下にギリシャ文字がきざまれている
「エウクラティデス1世の銀貨(裏)」紀元前170〜145年、バクトリア(いまのアフガニスタン)。クリーブランド美術館所蔵(CC0)。美術館の解説によると、槍をもって馬に乗るのはカストルとポルックス(ポリュデウケス)です
目次
  1. プロフィール
  2. 1. ふたりの兄弟
  3. 2. 牛をめぐるあらそい
  4. 3. ひとりだけの不死はいらない
  5. 4. 嵐の海の救い手
  6. まとめ

プレ男カストルとポリュデウケスって、神話のふたごなんだよね?

メル美うん。ひとりが死んだとき、もうひとりが「自分だけ不死になるのはいやだ」って言ったんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はギリシャ神話のカストルとポリュデウケス(ディオスクロイ)です。アポロドーロス『ビブリオテーケー(ギリシャ神話)』(J.G.フレイザー英訳)とホメロス『オデュッセイア』(A.T.マレー英訳、1919年)をペルセウス・デジタル・ライブラリーで、『ホメロス風讃歌』33番(H.G.エヴリン=ホワイト英訳、1914年)をProject Gutenberg で読みました。ギリシャ神話の全体はギリシャ神話の入門へ。

古代の銀貨。槍をもった2人の騎士が、ならんで馬を走らせている。上と下にギリシャ文字がきざまれている

「エウクラティデス1世の銀貨(裏)」紀元前170〜145年、バクトリア(いまのアフガニスタン)。クリーブランド美術館所蔵(CC0)。美術館の解説によると、槍をもって馬に乗るのはカストルとポルックス(ポリュデウケス)です

プロフィール

カストル ポリュデウケス
とくい 戦い、馬をならすこと ボクシング
母 レダ レダ
よび名 「ディオスクロイ(ゼウスの若者たち)」 同じ
さいご 戦いでたおれた 不死をあたえられたが、兄弟と分けあった

1. ふたりの兄弟

アポロドーロス(3.11.2)です。

2. 牛をめぐるあらそい

メル美牛を食べる競争で、ずるをしたのがはじまりなんだ…!

3. ひとりだけの不死はいらない

プレ男「ひとりで神さまになるより、兄弟といっしょがいい」って、かっこいいな。

アポロドーロスでは、ポリュデウケスは兄弟が死んでいるのに自分だけ不死になることをことわり、ゼウスはふたりが1日ごとに神々のもとと人間のもとでくらすことをゆるしました。

4. 嵐の海の救い手

『ホメロス風讃歌』33番「ディオスクロイに」です。

まとめ


参考文献

  1. Apollodorus. The Library(英訳:J. G. Frazer、1921年), 3.11.2 と注. Perseus Digital Library. https://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.01.0022:text=Library:book=3:chapter=11:section=2 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. Homer. The Odyssey(英訳:A. T. Murray、1919年), 11.298–304. Perseus Digital Library. https://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.01.0136:book=11:card=298 (閲覧日:2026年10月10日)
  3. Homeric Hymn 33, To the Dioscuri(英訳:Hugh G. Evelyn-White、1914年). Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/348 (閲覧日:2026年10月10日)
  4. クリーブランド美術館. Coin of Eukratides I, 170–145 BCE(1999.319.b、CC0). https://clevelandart.org/art/1999.319.b (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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