世界の神話Mythos

Celtic Mythology

エーディン妖精の王ミディルの妻エーディンは、もうひとりの妻のねたみで蝶に変えられ、風にとばされて7年、さらに7年。人間の女性のさかずきに落ちて、1012年ぶりに人間の娘として生まれなおした。やがて王妃になった彼女を、ミディルはチェスの賭けでとりもどし、2羽の白鳥になって飛びさった

2026年10月10日

水彩の挿絵。かぶとをかぶりマントを着た男性が、長い衣の女性の肩をだき、石の床からうかびあがっている
スティーヴン・リード「ふたりは空にうかびあがった」(T.W.ロールストン『フィンの偉業』1910年の、エーディンの話の挿絵)。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 蝶になったエーディン
  3. 2. 1012年ぶりの誕生
  4. 3. タラの王妃に
  5. 4. チェスの賭け
  6. 5. 2羽の白鳥
  7. まとめ

プレ男蝶にされて、1000年以上たってから人間に生まれなおすって、スケールが大きいね!

メル美アイルランドの『エーディンへの求婚』っていう物語なんだって。最後は、白鳥になって飛んでいくの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はケルト神話(アイルランド)のエーディンです。A.H.リーイの英訳『アイルランドの英雄ロマンス』第1巻(1905年、Project Gutenberg)の「エーディンへの求婚(The Courtship of Etain)」を読みました。リーイ訳は、中世の写本『レボル・ナ・フイドレ』の版と『エジャトン写本』の版の2つを訳しています。ケルト神話の全体はケルト神話の入門へ。

水彩の挿絵。かぶとをかぶりマントを着た男性が、長い衣の女性の肩をだき、石の床からうかびあがっている

スティーヴン・リード「ふたりは空にうかびあがった」(T.W.ロールストン『フィンの偉業』1910年の、エーディンの話の挿絵)。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)

プロフィール

エーディン アリルの娘。「馬のエーディン」とよばれた
最初の夫 妖精の丘ブリー・レイトにすむミディル
ねたんだ妻 ミディルのもうひとりの妻フアムナッハ
かくまった神 ダグザの子オイングス(マック・オーグ)
2度目の誕生 戦士エタルの娘として。最初の誕生から1012年後
人間の夫 タラの王エオヒド・アレヴ

1. 蝶になったエーディン

リーイ訳の「妖精の国のプロローグ」(レボル・ナ・フイドレ版)です。

メル美ガラスのあずまやに、蝶のエーディン…。オイングスはやさしいね。

2. 1012年ぶりの誕生

3. タラの王妃に

プレ男勝手についていかないで、ちゃんと「夫がみとめたら」って条件をつけたんだ。

4. チェスの賭け

レボル・ナ・フイドレ版です。

5. 2羽の白鳥

リーイ訳のレボル・ナ・フイドレ版では、ミディルがエーディンをかかえて屋根の明かりとりからとびさり、人びとは2羽の白鳥がタラのまわりをまわるのを見ました。

まとめ


参考文献

  1. A. H. Leahy(英訳). Heroic Romances of Ireland, Volume 1(1905). “The Courtship of Etain”(Introduction; Prologue in Fairyland; Egerton Version; Leabhar na h-Uidhri Version). Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/5678 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. T. W. Rolleston. The High Deeds of Finn and other Bardic Romances of Ancient Ireland(1910、挿絵 Stephen Reid). Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/14749 (閲覧日:2026年10月10日)
  3. ウィキメディア・コモンズ. 9 They rose up in the air(Stephen Reid、パブリックドメイン). https://commons.wikimedia.org/wiki/File:9_They_rose_up_in_the_air.jpg (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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