世界の神話Mythos

Chinese Mythology

五つの神山と巨大なカメ渤海のはるか東、底なしの谷「帰墟(きょ)」にうかぶ5つの山。金と玉の宮殿、食べれば年をとらない木の実、仙人たちの住まい。でも、山は波にゆられて流されてしまう。天帝は15匹の巨大なカメに、頭で山をささえさせた

2026年10月10日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. 底なしの谷「帰墟」
  3. 2. 仙人たちの山
  4. 3. 15匹のカメ
  5. 4. 龍伯の国の巨人
  6. 5. 大きいもの、小さいもの
  7. まとめ

プレ男「蓬萊(ほうらい)」って、仙人が住む山だよね? 海にういてたの?

メル美『列子』では、もともと5つの山があって、波にゆられないように、大きなカメが頭でささえていたんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回は中国の五つの神山と巨大なカメです。思想書『列子』の湯問篇の原文(ウィキソース)を読みました。殷の湯王の問いに、夏革(かかく)が答える形で語られます。同じ湯問篇の愚公、山を移すもどうぞ。中国神話の全体は中国神話の入門へ。

プロフィール

場所 渤海の東、何億万里かわからない遠く。底なしの谷「帰墟(ききょ)」
5つの山 岱輿(たいよ)・員嶠(いんきょう)・方壺(ほうこ)・瀛洲(えいしゅう)・蓬萊(ほうらい)
山の大きさ 高さとまわりは3万里、頂上のたいらなところは9千里
住む人 仙人・聖人のなかま
ささえるもの 15匹の巨大なカメ(巨鼇)
カメをつった者 龍伯の国の巨人

1. 底なしの谷「帰墟」

2. 仙人たちの山

メル美金と玉の宮殿に、白い鳥、年をとらない木の実…。まさに仙人の楽園だね。

3. 15匹のカメ

4. 龍伯の国の巨人

プレ男カメを6匹もつっちゃうなんて、どれだけ大きいの!? それで山が2つもしずんだんだ…。

5. 大きいもの、小さいもの

『列子』では、波にゆられる5つの山を、天帝が15匹の巨大なカメにささえさせました。けれども龍伯の国の巨人が6匹をつりあげたため、岱輿と員嶠の2つの山は北の果てへ流され、海にしずみました。

まとめ


参考文献

  1. 『列子』卷第五 湯問篇(渤海の東の五山の条). ウィキソース. https://zh.wikisource.org/wiki/列子/湯問篇 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. VII中国神話愚公、山を移す家の前の大きな山が通るのにじゃまで、90歳ちかい愚公は、山をけずって海へ運びはじめた。わらう「智叟(ちえのある老人)」に、愚公は言った。「わしが死んでも、子がいる。子は孫を生む。山はふえないのだから、いつかたいらになる」
  2. IXIX世界の幻獣鯤(こん)と鵬(ほう)北の暗い海にすむ、大きさが何千里あるかわからない魚「鯤」。それが鳥になると「鵬」。つばさは空にたれこめる雲のよう。つむじ風にのって9万里の高さまでのぼり、南の海へ飛んでいく。それを見たセミと小バトは笑った。「何のために、そんなに高く?」
  3. VII中国神話西王母(せいおうぼ)『山海経』では「ヒョウの尾にトラの歯、うそぶく声」の崑崙山のぬし。3羽の青い鳥に食べものを運ばせ、瑤池のほとりでは周の穆王と歌をかわし、羿には不死の薬をあたえた