世界の神話Mythos

Japanese Mythology

春山の霞壮夫と秋山の下氷壮夫たくさんの神がのぞんでもかなわなかったイヅシ乙女。弟の春山の霞壮夫が、母が一晩で藤のつるから織った衣を着て出かけると、衣も弓矢もすべて藤の花になった。でも、賭けをした兄は約束をまもらなかった

2026年10月10日

浮世絵。むらさきの藤の花房がたれさがる枝に、2羽のツバメがとまっている
歌川広重「ツバメと藤」1840年代半ば。木版画。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 兄と弟の賭け
  3. 2. 藤の花の衣
  4. 3. やぶられた約束
  5. 4. 母ののろい
  6. まとめ

プレ男「春山の霞」と「秋山の下氷」って、名前がきれいだね。季節の神さま?

メル美兄弟の神さまのお話なんだって。藤の花がたくさん出てくる、春らしいお話なの。でも、約束をやぶるとこわいことに…。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回は日本神話の春山の霞壮夫(はるやまのかすみおとこ)と秋山の下氷壮夫(あきやまのしたびおとこ)です。『古事記』中巻の応神天皇の段「秋山の下氷壮夫と春山の霞壮夫」を、武田祐吉の現代語訳(青空文庫)で読みました。武田は前書きで「同じく異類婚姻説話であるが、前の物語に比してずっと日本ふうになっている。海幸山幸物語との類似点に注意」と書いています。日本神話の全体は日本神話の入門へ。

浮世絵。むらさきの藤の花房がたれさがる枝に、2羽のツバメがとまっている

歌川広重「ツバメと藤」1840年代半ば。木版画。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

プロフィール

秋山の下氷壮夫 春山の霞壮夫
立場 兄 弟
したこと 弟と賭けをし、約束をまもらなかった 母のつくった藤の衣で、イヅシ乙女と結ばれた
さいご 母ののろいで8年わずらった —
イヅシ乙女 多くの神がのぞんでも、だれも妻にできなかった神の娘
母 兄弟の母。藤のつるで、一晩で衣と弓矢をつくった

1. 兄と弟の賭け

2. 藤の花の衣

メル美衣がぜんぶ藤の花に! 花をふしぎに思ってくれたのがきっかけなんだね。

3. やぶられた約束

4. 母ののろい

プレ男約束をやぶったら8年も…。でも最後はゆるしてもらえてよかった。約束はちゃんとまもろう。

『古事記』では、母が藤のつるで一晩でつくった衣と弓矢が、すべて藤の花に変わったと書かれています。

まとめ


参考文献

  1. 『古事記』武田祐吉訳. 中卷「應神天皇」の「秋山の下氷壯夫と春山の霞壯夫」. 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/001518/card51732.html (閲覧日:2026年10月10日)
  2. メトロポリタン美術館. Utagawa Hiroshige, Swallow and Wisteria, mid-1840s(JP254、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/36726 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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