世界の神話Mythos

Japanese Mythology

ホムチワケもえる稲の城の中で生まれた皇子は、ひげが胸までのびても、言葉を話さなかった。ある日、空をわたる鳥の声を聞いて、はじめて「あぎ」と声をあげた。その鳥を追って、男は国から国へ。出雲の大神をおがんだあと、皇子はついに言葉を話した

2026年10月10日

浮世絵(摺物)。赤い日の出と雲を背に、白いツルが大きく翼をひろげて飛んでいる。上に和歌と漢詩が書かれている
八島岳亭「日の輪をわたる白い鶴」(英題 White Crane Flying across the Sun's Disc)1835年ごろ。木版画(摺物)。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)。ホムチワケが声を聞いた鳥は、原文では「鵠(くぐい)」、武田祐吉訳では「鶴」と書かれています
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 炎の中で生まれた皇子
  3. 2. 「あぎ」
  4. 3. 出雲の大神
  5. まとめ

プレ男大人になっても話さなかった皇子が、鳥の声で話しだすって、どういうお話?

メル美『古事記』の中巻に出てくるの。悲しい生まれと、出雲の神さまがかかわっているんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回は日本神話のホムチワケです。『古事記』中巻の垂仁天皇の段「サホ彦の叛乱」「ホムチワケの御子」を、武田祐吉の現代語訳(青空文庫)と、原文(ウィキソース)で読みました。日本神話の全体は日本神話の入門へ。

浮世絵(摺物)。赤い日の出と雲を背に、白いツルが大きく翼をひろげて飛んでいる。上に和歌と漢詩が書かれている

八島岳亭「日の輪をわたる白い鶴」(英題 White Crane Flying across the Sun’s Disc)1835年ごろ。木版画(摺物)。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)。ホムチワケが声を聞いた鳥は、原文では「鵠(くぐい)」、武田祐吉訳では「鶴」と書かれています

プロフィール

父 垂仁天皇
母 皇后サホ姫
名前の由来 稲の城が焼けるとき、炎の中で生まれたので(母がつけた)
ふしぎなこと ひげが胸までのびても、言葉を話さなかった
はじめての声 空をわたる鳥の声を聞いて「あぎ」

1. 炎の中で生まれた皇子

メル美夫と兄のあいだで苦しんだお母さんが、さいごに名前をのこしてくれたんだね…。

2. 「あぎ」

プレ男1羽の鳥のために、日本じゅうを追いかけたんだ! お父さんの必死さが伝わるね。

3. 出雲の大神

『古事記』では、天皇の夢のおつげで出雲の大神の心とわかり、皇子が出雲をおがんだあと、ついに言葉を話しました。

まとめ


参考文献

  1. 『古事記』武田祐吉訳. 中卷「垂仁天皇」の「サホ彦の叛亂」「ホムチワケの御子」. 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/001518/card51732.html (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 『古事記』中卷(原文). ウィキソース. https://zh.wikisource.org/wiki/古事記/中卷 (閲覧日:2026年10月10日)
  3. メトロポリタン美術館. Yashima Gakutei, White Crane Flying across the Sun’s Disc, 1835?(JP1039、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/54324 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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