世界の神話Mythos

Norse Mythology

ニョルズとスカジ海辺の館にすむ風と海の神ニョルズと、山にすむスキーの女神スカジ。足だけを見てえらばれた夫婦は、山で9夜、海で3夜ずつくらすことにした。「オオカミの遠ぼえは、白鳥の歌にくらべていやだった」「毎朝カモメの声で目がさめる」

2026年10月10日

版画。山の上で、ひげの男が肘をついて、月の光る遠くの海をじっとながめている。そのうしろで、長い髪の女性がねむっている
W.G.コリングウッド「ニョルズの海へのあこがれ」(オリーヴ・ブレイ訳『詩のエッダ』1908年のさし絵)。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン。作者は1932年没)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 海と風の神ニョルズ
  3. 2. 足でえらんだ結婚
  4. 3. 山で9夜、海で3夜
  5. 4. スキーの女神
  6. 5. フレイとフレイヤの父
  7. まとめ

プレ男海の神と山の女神の夫婦? 住むところでもめそう…。

メル美まさにそれが、スノッリの『エッダ』に出てくるんだって。歌でおたがいの気持ちを言いあうの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神さまの解説、今回は北欧神話のニョルズとスカジです。スノッリの『エッダ』(R.B.アンダーソン訳『新エッダ』、1879年、プロジェクト・グーテンベルク)の英訳を読みました。北欧神話の全体は北欧神話の入門へ。

版画。山の上で、ひげの男が肘をついて、月の光る遠くの海をじっとながめている。そのうしろで、長い髪の女性がねむっている

W.G.コリングウッド「ニョルズの海へのあこがれ」(オリーヴ・ブレイ訳『詩のエッダ』1908年のさし絵)。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン。作者は1932年没)

プロフィール

ニョルズ スカジ
すまい 天にある海辺の館ノーアトゥーン 山のスリュムヘイム(父スィアチの家)
生まれ ヴァン神族。人質としてアース神族へ 巨人スィアチの娘
力・すがた 風の流れをおさめ、海と火のあらぶりをしずめる。船乗りと漁師が祈る スキーで山をかけ、弓でけものを狩る「スキーの女神」
子 フレイとフレイヤ ―

1. 海と風の神ニョルズ

スノッリ『エッダ』の「ギュルヴィたぶらかし」23章です。

2. 足でえらんだ結婚

プレ男足だけで夫をえらぶなんて、ちょっとこわい婚活だ…。

3. 山で9夜、海で3夜

メル美どっちが悪いわけでもなく、育った場所がちがうと、心地よい音もちがうんだね。

4. スキーの女神

5. フレイとフレイヤの父

スノッリ『エッダ』では、ニョルズは山のオオカミの遠ぼえを、スカジは海辺のカモメの声を、それぞれいやだったとうたっています。

まとめ


参考文献

  1. Rasmus B. Anderson(英訳). The Younger Edda(1879年). Gylfaginning 23–24; Bragaroedur(How Njord got Skade to wife). Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/18947 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. W.G. Collingwood. Njörd’s desire of the Sea(Olive Bray, The Elder or Poetic Edda, 1908年のさし絵). Wikimedia Commons(パブリックドメイン). https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Njörd's_desire_of_the_Sea.jpg (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. II北欧神話フレイ雨と日の光と大地の実りをつかさどる「アース神族でいちばん名高い神」。オーディンの高座から見た巨人の娘ゲルズに恋をして、ひとりでに戦う剣を家来にゆずった。その剣がないことが、ラグナロクでの命とりになる
  2. II北欧神話フレイヤ2匹のネコが引く車に乗る、女神たちの中でいちばん名高い女神。戦場でたおれた者の半分をえらび、遠くへ行った夫をさがして流す涙は赤い金。巨人たちは、何かといえば「フレイヤをよこせ」と言い出した
  3. II北欧神話イズンとリンゴ神々が年をとると食べて若がえる、イズンの箱のリンゴ。ロキにだまされて森へさそいだされたイズンは、ワシに化けた巨人にさらわれた。神々はみるみる白髪になり、ロキはタカに化けて、イズンをクルミに変えてつれもどした