世界の神話Mythos

Norse Mythology

フレイヤ2匹のネコが引く車に乗る、女神たちの中でいちばん名高い女神。戦場でたおれた者の半分をえらび、遠くへ行った夫をさがして流す涙は赤い金。巨人たちは、何かといえば「フレイヤをよこせ」と言い出した

2026年10月10日

長い金色の髪をなびかせ、ピンクの衣の女性が、2匹のネコが引く車に立って、雲の上を走っている絵
エミール・ドープラー「フレイヤ」1905年ごろ刊『ヴァルハラ ゲルマンの神々の世界』より(ドープラーは1922年没)。ネコの引く車に乗るフレイヤ。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 戦場の死者の半分をえらぶ
  3. 2. 赤い金の涙
  4. 3. 羽の衣と、怒りの首かざり
  5. 4. 巨人たちに「フレイヤをよこせ」と言われる
  6. まとめ

プレ男フレイヤって、北欧神話の女神さまだよね。どんな女神?

メル美『新エッダ』を読むと、ネコの車に乗って、戦場にも行く女神なんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神さまの解説、今回は北欧神話のフレイヤです。スノッリ『新エッダ』(R.B.アンダーソン訳、1879年)と、『古エッダ』の「スリュムの歌」(H.A.ベロウズ訳、1923年)の英訳を、プロジェクト・グーテンベルクで読みました。北欧神話の全体は北欧神話の入門へ。

長い金色の髪をなびかせ、ピンクの衣の女性が、2匹のネコが引く車に立って、雲の上を走っている絵

エミール・ドープラー「フレイヤ」1905年ごろ刊『ヴァルハラ ゲルマンの神々の世界』より(ドープラーは1922年没)。ネコの引く車に乗るフレイヤ。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)

プロフィール

立場 「女神たちの中でいちばん名高い」女神
家族 父は海の神ニョルズ、兄(弟)は豊かさの神フレイ。夫オーズ、娘フノス
館 天のフォールクヴァングにある、大きく美しい広間セスルームニル
乗りもの 2匹のネコが引く車
持ちもの 首かざりブリーシング(ブリーシンガメン)、羽の衣
ほかの名前 マルドル、ホルン、ゲヴン、シュール、ヴァナディース

1. 戦場の死者の半分をえらぶ

『新エッダ』の『ギュルヴィたぶらかし』24節です。

プレ男戦死者をオーディンと半分こ! 恋の女神なのに、戦いの女神でもあるんだ。

2. 赤い金の涙

『新エッダ』の女神たちを紹介する節(36節)です。

メル美名前をかえながら、夫をさがして旅をしたんだ…。涙が金って、きれいだけど切ないね。

3. 羽の衣と、怒りの首かざり

『古エッダ』の「スリュムの歌」です(くわしくはトール)。

4. 巨人たちに「フレイヤをよこせ」と言われる

スノッリによると、フレイヤは人がよびかけるとこころよく耳をかたむけ、恋のことで祈るのによい女神です。

まとめ


参考文献

  1. Snorri Sturluson. The Younger Edda; Also called Snorre’s Edda, or The Prose Edda(英訳:Rasmus B. Anderson、1879年). The Fooling of Gylfe, sections 24 and 36; Æger’s Feast. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/18947 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. The Poetic Edda(英訳:Henry Adams Bellows、The American-Scandinavian Foundation、1923年). Thrymskvitha, stanzas 3–4 and 11–12. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/73533 (閲覧日:2026年10月10日)
  3. Wikimedia Commons. File:Freyja by Emil Doepler.JPG(Emil Doepler〈1855–1922〉『Walhall, die Götterwelt der Germanen』ca. 1905、パブリックドメイン). https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Freyja_by_Emil_Doepler.JPG (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. II北欧神話トール神々と人間でいちばん強い雷の神。ハンマー・ミョルニル、力が2倍になる帯、鉄の手袋。そのハンマーを巨人にぬすまれ、とり返すために、花嫁のベールをかぶって女神フレイヤのふりをした
  2. II北欧神話オーディン知恵の泉の水を飲むため、片目を差し出した神々の父。毎朝2羽のカラスを世界に飛ばし、ルーン文字を手に入れるため、風のふく木に9夜つるされた。食べるのはワインだけ、肉は2匹の狼に
  3. IX世界の幻獣スレイプニル主神オーディンの8本足の馬。「神々と人間の中でいちばんの馬」は、巨人の城づくりをじゃまするため、ロキが雌馬に化けたことから生まれた。冥界の門も、ふれずに飛びこえた