世界の神話Mythos

Celtic Mythology

常若の国のオシーン白い馬に乗った金髪の王女ニアヴにさそわれ、海のかなたの「常若(とこわか)の国」へわたった詩人オシーン。ふるさとをひと目見たくて帰ってきたが、「馬からおりてはいけない」という約束をやぶったとたん、300年の時が体におそいかかった

2026年10月10日

雲の上を、王女と若者が1頭の馬に乗って進む。そのむこうに、白い塔とドームの宮殿が、かすみの中にそびえている
スティーヴン・リード「ふたりは堂々たる宮殿に乗りつけた」(They rode up to a stately palace)、ロールストン『フィンの偉業』(1910年)のさし絵。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 白い馬の王女
  3. 2. 常若の国
  4. 3. ふるさとが恋しくて
  5. 4. 300年後のエリン
  6. 5. 落馬
  7. まとめ

プレ男海のむこうのふしぎな国で、何百年もたっていた…って、浦島太郎みたい!

メル美アイルランドにも、そっくりな話があるんだって。玉手箱のかわりに「馬からおりるな」という約束が出てくるの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はケルト(アイルランド)の常若の国のオシーンです。T.W.ロールストン『フィンの偉業 ほか古代アイルランドの詩人の物語』(1910年、プロジェクト・グーテンベルク)の第15章「常若の国のオシーン」を読みました。オシーンの父についてはフィン・マックールへ。ケルト神話の全体はケルト神話の入門へ。

雲の上を、王女と若者が1頭の馬に乗って進む。そのむこうに、白い塔とドームの宮殿が、かすみの中にそびえている

スティーヴン・リード「ふたりは堂々たる宮殿に乗りつけた」(They rode up to a stately palace)、ロールストン『フィンの偉業』(1910年)のさし絵。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)

プロフィール

オシーン 英雄フィンの息子。戦士として名高いが、それ以上に歌と物語の詩人として名高い
ニアヴ 「金の髪のニアヴ」。常若の国の王の娘
常若の国 海のかなたの国。悲しみも、つかれも、死もない
約束 ふるさとで、馬からおりて地面にふれてはいけない
すぎていた時 300年

1. 白い馬の王女

2. 常若の国

メル美何でもある国に、詩だけがなかったなんて。詩人のオシーンがまねかれたわけがわかるね。

3. ふるさとが恋しくて

4. 300年後のエリン

5. 落馬

プレ男人を助けようとして石を持ちあげたのに…。浦島太郎より、もっと切ないかも。

ロールストンの本では、ニアヴは「足が一度でも地面にふれたら、もう常若の国へはもどれない」と言いました。オシーンは石を持ちあげたときに馬から落ち、たちまち年老いてしまいました。

まとめ


参考文献

  1. T. W. Rolleston. The High Deeds of Finn and Other Bardic Romances of Ancient Ireland(1910年), Chapter XV “Oisín in the Land of Youth”. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/14749 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. Stephen Reid. “They rode up to a stately palace”(同書のさし絵). Wikimedia Commons(パブリックドメイン). https://commons.wikimedia.org/wiki/File:15_They_rode_up_to_a_stately_palace.jpg (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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