世界の神話Mythos

Norse Mythology

太陽と月を追う狼むすことむすめに「月」「太陽」と名づけた男は、神々の怒りをかい、ふたりは天で太陽と月の馬車を走らせることになった。太陽がいつもいそいでいるのは、うしろから狼が追ってくるから。そして夜と昼も、馬に乗って空をめぐる

2026年10月12日

空を2台の馬車が走っている。上の馬車は大きな光の円盤をのせ、下の馬車も光の円盤をのせている。左には、大きな黒い狼の影が2つ、馬車を追っている
ジョン・チャールズ・ドルマン「ソールとマーニを追う狼たち」(The Wolves Pursuing Sol and Mani)1909年出版。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 夜と昼の馬
  3. 2. 太陽と月になった兄妹
  4. 3. 太陽がいそぐわけ
  5. 4. 鉄の森の狼たち
  6. まとめ

プレ男太陽がのぼって、しずんで…って毎日くりかえすのを、北欧の人はどう考えてたの?

メル美太陽と月は空を走る馬車で、そのうしろを狼が追いかけているんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回は北欧神話の太陽と月、夜と昼です。スノッリの『新エッダ』の「ギュルヴィたぶらかし」10〜12節(R.B.アンダーソン英訳、1879年、プロジェクト・グーテンベルク)を読みました。北欧神話の全体は北欧神話の入門へ。

空を2台の馬車が走っている。上の馬車は大きな光の円盤をのせ、下の馬車も光の円盤をのせている。左には、大きな黒い狼の影が2つ、馬車を追っている

ジョン・チャールズ・ドルマン「ソールとマーニを追う狼たち」(The Wolves Pursuing Sol and Mani)1909年出版。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)

プロフィール

名前 何者か 乗りもの・持ちもの
ノート(夜) 巨人ノルフェの娘。黒い肌 馬フリームファクシ。毎朝、くつわのあわで地をぬらす
ダグ(昼) ノートと、アース神族のデリング(夜明け)の子。明るく美しい 馬スキンファクシ。たてがみで空と地を照らす
ソール(太陽) ムンディルファリの娘 太陽の馬車をひく馬アールヴァクとアルスヴィズ
マーニ(月) ムンディルファリの息子 月の道をすすめ、満ち欠けをつかさどる
スコル 狼 太陽を追う
ハティ 狼(フローズヴィトニルの子) 太陽の前をはね、月をとらえようとする

1. 夜と昼の馬

メル美朝つゆは、夜の馬のくつわのあわだったんだ! ロマンチック!

2. 太陽と月になった兄妹

3. 太陽がいそぐわけ

プレ男太陽が毎日いそいで空をわたるのは、狼ににげているから…! そういう見方もあるんだ。

4. 鉄の森の狼たち

『新エッダ』では、太陽が速く走るのは、狼スコルが追ってくるからで、もう1匹の狼ハティは月をとらえようとしている、と書かれています。

まとめ


参考文献

  1. Snorri Sturluson. The Younger Edda; Also called Snorre’s Edda, or The Prose Edda(英訳:Rasmus B. Anderson、1879年). The Fooling of Gylfe, sections 10–12. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/18947 (閲覧日:2026年10月12日)
  2. ウィキメディア・コモンズ. John Charles Dollman, The Wolves Pursuing Sol and Mani(1909年出版、パブリックドメイン). https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_Wolves_Pursuing_Sol_and_Mani.jpg (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. IX世界の幻獣フェンリル北欧神話の巨大な狼。鉄の鎖を2度ちぎり、最後は「ネコの足音・女のひげ・山の根」でできた細いひもで縛られた。その代わりに神テュールは右手を失い、世界の終わりラグナロクでオーディンをのみこむ
  2. II北欧神話ラグナロク(神々の最後の日)夏の来ない「フィンブルの冬」が3年、狼が太陽と月をのみこみ、炎の巨人スルトが世界を焼く。でもそのあと、緑の大地が海からよみがえり、2人の人間から新しい世界が始まる
  3. II北欧神話オーディン知恵の泉の水を飲むため、片目を差し出した神々の父。毎朝2羽のカラスを世界に飛ばし、ルーン文字を手に入れるため、風のふく木に9夜つるされた。食べるのはワインだけ、肉は2匹の狼に