世界の神話Mythos

Japanese Mythology

スクナビコナ蔓芋(つるいも)のさやの舟に乗り、ガの皮を着て波の上からやってきた、小さな神。神の指のあいだからこぼれ落ちた子で、大国主と力をあわせて国をつくり、病をいやす方法を定めた。最後は粟の茎にのぼり、はじかれて海のかなたの常世の国へ

2026年10月10日

木版の絵本の見開き。右ページでは大きな波の上に小さな神が乗っていて、左ページでは浜辺に立つ大国主と家来たちがそれを見ている
歌川国芳『日本国開闢由来記』巻一より「少名彦命 波の秀に発現(あらわ)れ給ふ」(1860年)。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン。作者は1861年没)。もとの本は大英博物館所蔵
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 波の上からやってきた神
  3. 2. 指のあいだからこぼれた子
  4. 3. 病をいやす方法を定める
  5. 4. 常世の国へ
  6. まとめ

プレ男スクナビコナって、小さい神さまだよね。

メル美大国主といっしょに国をつくった神さまなんだって。病をいやす方法を決めたとも書かれているの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神さまの解説、今回は日本神話のスクナビコナです。『古事記』(武田祐吉訳、青空文庫)と『日本書紀』巻第一(神代上)の原文(ウィキソース)を読みました。日本神話の全体は日本神話の入門へ。

木版の絵本の見開き。右ページでは大きな波の上に小さな神が乗っていて、左ページでは浜辺に立つ大国主と家来たちがそれを見ている

歌川国芳『日本国開闢由来記』巻一より「少名彦命 波の秀に発現(あらわ)れ給ふ」(1860年)。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン。作者は1861年没)。もとの本は大英博物館所蔵

プロフィール

名前 スクナビコナ(『古事記』では少名毘古那、『日本書紀』では少彦名命)
親 『古事記』ではカムムスビの子、『日本書紀』の一書ではタカミムスビの子
すがた 蔓芋のさやの舟に乗り、ガの皮(『日本書紀』ではミソサザイの羽)を着た、小さな神
なかま 大国主(オオナムチ)
したこと 大国主と国をつくり固めた。病をいやす方法と、鳥・けもの・虫の害をふせぐまじないを定めた(『日本書紀』の一書)
行き先 海のかなたの常世の国

1. 波の上からやってきた神

『古事記』の「スクナビコナの神」の段です。

メル美歩けないけど、なんでも知っているカカシの神さま! 田んぼでずっと世界を見ているからかな。

2. 指のあいだからこぼれた子

プレ男ほおにかみつく、やんちゃな神さま! 1500柱の中でいちばんのいたずらっ子なんだ。

3. 病をいやす方法を定める

『日本書紀』巻第一、第八段の一書(第六)です。

4. 常世の国へ

『日本書紀』の一書では、大国主とスクナビコナは、人びとと家畜のために、病をいやす方法を定めたとされています。

まとめ


参考文献

  1. 『古事記』武田祐吉訳. 上卷「スクナビコナの神」「御諸山の神」. 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/001518/card51732.html (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 『日本書紀』卷第一(神代上)第八段 一書第六. ウィキソース. https://zh.wikisource.org/wiki/日本書紀/卷第一 (閲覧日:2026年10月10日)
  3. 歌川国芳『日本国開闢由来記』巻一(1860年、大英博物館所蔵). Wikimedia Commons(パブリックドメイン). https://commons.wikimedia.org/wiki/File:少彦名命_Sukunahikona_no_mikoto_日本国開闢由来記1.jpg (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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