
メル美最近なんだか疲れてて…。パワースポットにでも行ったほうがいいのかな。

プレ男遠くに行かなくても、近くの公園を散歩するだけでも気持ちいいよね。
こんにちは、Dr. Taro です。 「スピリチュアル」のメンタルシリーズ、今回は、自然の中ですごす時間と、こころと体の健康の話です。
研究:「週120分以上」の人は、健康・幸福感が高かった
2019年に科学誌『Scientific Reports』に発表された、イギリスの研究です。
- イギリスの約2万人(19,806人)に、この1週間で、自然の中(公園、森、海辺など)でどのくらいすごしたかをたずね、健康や幸福感との関係を調べました
- 自然の中ですごす時間が週0分の人とくらべて、週120分以上の人は、「健康状態がよい」「幸福感が高い」と答える割合が高くなっていました
- 効果は週200〜300分でいちばん高くなり、それ以上長くなっても、さらに高くはなりませんでした
- 120分を1回でとっても、何回かに分けてとっても、結果は変わりませんでした
- 高齢の人や、長く続く病気のある人でも、同じ傾向がみられました

メル美1日17分くらいの散歩でも、1週間で120分になるんだ!
ただし、読み方に注意
- この研究は、ある時点で聞いた調査です。「自然の中ですごしたから元気になった」のか、「もともと元気な人が、自然の中に出かけている」のかは、区別できません
- 研究チームも、時間を追った研究や、実際に自然の中ですごしてもらう研究が、次に必要だとしています
日本生まれの「森林浴」
- 「森林浴」という言葉は、1982年に農林水産省が作ったとされています
- 日本の研究チームが、全国24か所の森で、平均21.7歳の280人に、森と街を歩いたり、ながめたりしてもらった実験(2010年)では、森にいるときは、街にいるときよりも、
- ストレスホルモン(コルチゾール)が低い
- 脈拍と血圧が低い
- 体を休める神経(副交感神経)の働きが高い という結果でした

プレ男森の中を歩くだけで、体がリラックスモードになるんだね。
今日からできること
- 近所の公園や川沿いを、1日15〜20分歩いてみる。1週間で約120分になります
- スマホをポケットにしまって、木や空、風の音に意識を向けてみる(マインドフルネスの考え方にも近い方法です)
- 週末に、森や海辺に出かけてみる
こんなときは、専門家に
- 自然の中ですごすことは、こころの健康を支える習慣のひとつです。でも、気分の落ちこみや不眠が2週間以上続くときは、散歩だけでがんばらず、こころの相談先や医療機関に相談してください

約2万人の調査では、自然の中で週120分以上すごす人は、健康や幸福感が高い傾向がありました。分けてとっても大丈夫です。
まとめ
- 自然の中で週120分以上すごす人は、健康・幸福感が高い傾向(イギリス約2万人)
- 200〜300分で頭打ち。1回でも、分けてもOK
- 日本の森林浴の実験では、森でストレスホルモン・脈拍・血圧が低くなった
- ただし、調査の研究なので原因と結果とまでは言えない。不調が続くときは専門家へ
参考文献
- White MP, Alcock I, Grellier J, et al. Spending at least 120 minutes a week in nature is associated with good health and wellbeing. Sci Rep. 2019;9:7730. https://doi.org/10.1038/s41598-019-44097-3 (閲覧日:2026年9月29日)
- Park BJ, Tsunetsugu Y, Kasetani T, Kagawa T, Miyazaki Y. The physiological effects of Shinrin-yoku (taking in the forest atmosphere or forest bathing): evidence from field experiments in 24 forests across Japan. Environ Health Prev Med. 2010;15:18-26. https://doi.org/10.1007/s12199-009-0086-9 (閲覧日:2026年9月29日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。