ダイエット外来2026年10月10日

お腹の脂肪と男性ホルモンは「おたがいに悪くしあう」:テストステロンが低いと脂肪がつきやすく、肥満はテストステロンを下げる。睡眠時無呼吸も一因。減量でテストステロンの改善が報告されている

日本泌尿器科学会と日本メンズヘルス医学会の「LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引き」(2022年)によると、テストステロン(男性ホルモン)の低下と、肥満・メタボリックシンドロームはおたがいに関連しています。テストステロンが低いと脂肪細胞が大きくなりやすく、逆に肥満では脂肪から出る物質や炎症、インスリンの効きにくさ、睡眠時無呼吸などがテストステロンを下げると考えられています。日本の中年男性の研究では、総テストステロンが400ng/dL未満の人でメタボが多いという報告も(LOH症候群の診断の値ではありません)。生活習慣の改善や薬・手術による減量で、テストステロンの改善が報告されています。

目次
  1. 「どっちも」:おたがいに関連している
  2. テストステロン「400」の報告
  3. 減量でテストステロンが改善
  4. まとめ

プレ男30代でお腹が出てきて、なんだかやる気も出ないんだ。太ると男性ホルモンも減るって本当?

メル美逆に、男性ホルモンが減ると太るって話も聞くよ。どっちが先なんだろう。

こんにちは、Dr. Taro です。 「メンズメディカル」のダイエット外来から、お腹の脂肪と男性ホルモン(テストステロン)の関係の話です。日本泌尿器科学会と日本メンズヘルス医学会の「LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引き」(2022年)の「LOH症候群におけるメタボリックシンドローム」の章をもとにまとめました。

「どっちも」:おたがいに関連している

テストステロンが低いと、脂肪がつきやすい

肥満は、テストステロンを下げる

プレ男太るとホルモンが下がって、ホルモンが下がるとまた太る…悪循環なんだ。

テストステロン「400」の報告

減量でテストステロンが改善

テストステロンの低下と肥満・メタボは、おたがいに関連しています。生活習慣の改善などで体重を減らすと、テストステロンが改善したと報告されています。

メル美まずは体重の3%から。いびきがひどいなら、睡眠時無呼吸の検査も考えようね。

まとめ


参考文献

  1. 日本泌尿器科学会, 日本メンズヘルス医学会. LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引き(2022年).「22 LOH症候群におけるメタボリックシンドローム」. https://www.urol.or.jp/lib/files/other/guideline/44_loh.pdf (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。