基礎知識2026年10月12日

岡山県の「もんげー性病検査」:男性どうしで性行為をする人(MSM)向けに、県がクリニックでのHIV・梅毒の検査を自己負担1,000円で。10年間の結果では梅毒は受けた人の10〜18%

岡山県が2015年度から続けている、男性どうしで性行為をする人(MSM)を対象にしたクリニックでのHIV・梅毒の検査事業「もんげー性病検査」について、国立健康危機管理研究機構の「病原微生物検出情報(IASR)」2025年10月号の「岡山県におけるクリニック検査事業について」をもとにまとめました。毎年夏と冬の期間に、協力するクリニックで、自己負担1,000円、予約なし、本名の記入は任意でHIVと梅毒の検査を受けられます。10年間で、梅毒の陽性は受けた人の10.3〜17.5%、HIVの陽性は0.0〜3.6%でした。新型コロナの流行中の2021年度は、HIV 7.3%、梅毒 25.6%と高くなりました。

目次
  1. どうして始まった?
  2. どんな検査?
  3. 10年間の結果
  4. これからの課題
  5. まとめ

プレ男保健所の検査は平日の昼が多いけど、地方だと検査を受けられる場所が少なくない?

メル美岡山県では、県がクリニックでの検査を用意しているんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、岡山県のクリニックでのHIV・梅毒の検査事業の話です。国立健康危機管理研究機構の「病原微生物検出情報(IASR)」2025年10月号の「岡山県におけるクリニック検査事業について」(川崎医科大学附属病院エイズ治療センター)をもとにまとめました。

どうして始まった?

どんな検査?

IASRによると、

岡山県のクリニックでの検査事業では、10年間で、梅毒が陽性だった人は受けた人の10.3〜17.5%でした。

10年間の結果

時期 協力クリニック 1年の受けた人(平均) HIV陽性 梅毒陽性
2015〜2017年度 3か所 44人 1.5% 12.8%
2018〜2021年度 6か所 69人 3.6% 17.5%
2022〜2024年度 7か所(2024年度) 52人 0.0% 10.3%

これからの課題

受けた人へのアンケートでは、郵送検査を希望する人と、クリニックでの対面の検査を希望する人は、かならずしも同じではありませんでした。岡山県は、郵送検査の活用も考えながら、クリニックでの検査事業を続けていく予定だとしています。

プレ男受けやすい方法がいろいろあると、検査に行きやすくなるね。

男性どうしの性の健康は男性同士のセックスと性の健康、HIVと梅毒の関係はHIVと梅毒の両方に感染したら、検査の受け方は性感染症の検査はどこで受ける?を見てください。

MSMのこころの健康と性行動の調査は、MSMの、こころと性の健康の調査を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 和田秀穂. 岡山県におけるクリニック検査事業について(IASR Vol.46 p198-199: 2025年10月号). https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/iasr/pathogens/vol46/548/548r04.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。