
プレ男面接の前に、トイレで胸を張って手を腰に当てる「パワーポーズ」をすると、自信がわくって聞いた!

メル美73の研究のまとめだと、胸を張ることより、「縮こまらないこと」が大事だったみたいだよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回はパワーポーズです。2つの論文をもとにまとめました。
- Elkjærら「体を広げる姿勢と縮める姿勢・動き:気分と行動への影響の系統的レビューとメタ分析」(Perspectives on Psychological Science、2022年)
- Barelら「パワーポーズがホルモンとリスクをとる行動に与える影響」(BMC Psychology、2024年)
1. 体を広げる姿勢と縮める姿勢(73研究)
- 姿勢を広げる(胸を張るなど)か縮める(背中を丸めるなど)かで、気分、ホルモン、行動が変わるかを調べた73の研究をまとめました
- 広げる姿勢と縮める姿勢の間には、気分と行動で、はっきりしたちがいがありました
- ところが、ふつうの姿勢とくらべると
| くらべたもの | 差 |
|---|---|
| 縮める姿勢 vs ふつうの姿勢 | 中くらいの差 |
| 広げる姿勢 vs ふつうの姿勢 | ほとんど差なし |
- 著者らは、効果をもたらしているのは、広げる姿勢をとることではなく、縮める姿勢をとらないことだとしています。これまでの研究の見方を修正する結果だとしています
2. ホルモンは変わる?(92人の再現の試み)
- パワーポーズの元の研究の結果を再現しようとした試験です
- パワーポーズでテストステロンが増える、力がある感じがするという元の結果は、再現されませんでした
- ストレスに関わるホルモン(コルチゾール)とリスクをとる行動については、一部だけ元の結果を支持しました

プレ男胸を張るより、背中を丸めて縮こまらないほうが大事なのか。

73の研究のメタ分析では、胸を張る姿勢そのものの効果はほとんどなく、気分や行動のちがいは、縮こまる姿勢をとらないことによるものでした。
本番で実力を出す心理的な方法は本番で実力を出すには?、目標を達成する考え方は目標を達成したいなら、いい未来を想像するだけでなく「障害」も考え、「もし〜ならへ。

プレ男面接の待ち時間は、スマホをのぞきこんで背中を丸めないようにしよう。

メル美ふつうの姿勢でいれば、それで十分なんだね。
運動しているところを思いうかべる練習と筋力の研究は、体を動かさず「筋トレしているところを想像する」だけで筋力は上がる?へ。
まとめ
- 気分や行動のちがいは、体を広げる姿勢より、縮める姿勢をとらないことによるもの(73研究)
- 広げる姿勢とふつうの姿勢の差はほとんどない
- パワーポーズでテストステロンが増えるという結果は再現されなかった
参考文献
- Elkjær E, Mikkelsen MB, Michalak J, Mennin DS, O’Toole MS. Expansive and Contractive Postures and Movement: A Systematic Review and Meta-Analysis of the Effect of Motor Displays on Affective and Behavioral Responses. Perspect Psychol Sci. 2022;17(1):276-304. doi:10.1177/1745691620919358. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32569503/ (閲覧日:2026年10月12日)
- Barel E, Shahrabani S, Mahagna L, et al. The effects of power posing on neuroendocrine levels and risk-taking. BMC Psychol. 2024;12(1):726. doi:10.1186/s40359-024-02194-7. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39633430/ (閲覧日:2026年10月12日)
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