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CHECK 02 / FOOD

ハム・ソーセージは「発がん性あり」って本当?WHOの専門機関は加工肉を大腸がんの原因(グループ1)、牛・豚などの赤肉を「おそらく原因」(2A)と判定。ただし日本人の平均的な量なら影響は「無いか、あっても小さい」(国立がん研究センター)

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2026年10月22日
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医師 監修

2015年、WHOの専門機関である国際がん研究機関(IARC)は、ハム・ソーセージ・ベーコンなどの加工肉を「人に対して発がん性がある(グループ1)」、牛・豚・羊などの赤肉を「おそらく発がん性がある(グループ2A)」と判定しました。毎日50gの加工肉で大腸がんのリスクが約18%上がると推定されています。一方、国立がん研究センターは、日本人の赤肉・加工肉の摂取量は世界的に見ても低く、平均的な範囲なら大腸がんのリスクへの影響は無いか、あっても小さいとしています。グループ分けの意味、どのくらいなら気にしすぎなくてよいかをまとめました。

目次
  1. 「赤肉」と「加工肉」って?
  2. IARCの判定:加工肉は「グループ1」、赤肉は「2A」
  3. どのくらい食べるとリスクが上がる?
  4. 日本人の平均的な量なら「無いか、あっても小さい」
  5. 若い男性は肉をよく食べている
  6. 肉をやめる必要はない。とりすぎないように
  7. まとめ

プレ男毎朝ウインナーを焼いて、夜は焼肉もよく行くんだけど…。「ハムやソーセージはたばこと同じくらい危ない」ってネットで見て、ちょっと怖くなった。

メル美私はお弁当にハムをよく入れるよ。本当にそんなに危ないの?

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は赤肉・加工肉とがんの話です。WHO(世界保健機関)と国際がん研究機関(IARC)のQ&A、国立がん研究センターの解説(2015年10月29日)、世界がん研究基金(WCRF)の推奨をもとにまとめました。

「赤肉」と「加工肉」って?

ハムやベーコンの表示の見かたは、ロースハム・ボンレスハム・ベーコンのちがいの記事もどうぞ。

IARCの判定:加工肉は「グループ1」、赤肉は「2A」

2015年、IARCは赤肉と加工肉の発がん性を評価しました(WHOのQ&A、IARCのQ&A)。

「たばこと同じグループ」は「同じくらい危ない」ではない

メル美グループ1って、たばこと同じなんでしょ?

プレ男同じグループでも、影響の大きさはぜんぜん違うんだ。

どのくらい食べるとリスクが上がる?

IARCのQ&Aによると、

WHOのQ&A(2026年9月23日時点)では、安全な量があるかどうかは、評価の時点では結論が出なかったとしています。WHOは、赤肉・加工肉をどのくらい食べるのがよいかをふくむ、動物性食品のとり方のガイドラインを作成中です。

日本人の平均的な量なら「無いか、あっても小さい」

国立がん研究センターは、IARCの発表を受けて、日本人について次のように解説しています(2015年10月29日)。

IARCは加工肉を大腸がんの原因(グループ1)と判定しましたが、これは証拠の強さの分類で、リスクの大きさではありません。国立がん研究センターは、日本人の平均的な量なら影響は無いか、あっても小さいとしています。食べすぎには注意しましょう。

若い男性は肉をよく食べている

「令和6年国民健康・栄養調査」(2024年)によると、1日の肉類(鶏肉や加工肉もふくむ)の摂取量の平均は、全体で106.3g、20代男性で163.7g、30代男性で154.6g、20代女性で112.6gでした。

この数字は鶏肉もふくむ「肉類」全体なので、上の「赤肉・加工肉」の数字とはそのまま比べられません。

肉をやめる必要はない。とりすぎないように

プレ男やめなくていいけど、毎朝ウインナー・毎晩焼肉はとりすぎかも。魚や鶏肉、豆腐の日もつくってみるよ。

メル美お弁当のハムは、毎日じゃなくて卵焼きと交代にしようかな。

国立がん研究センターは、がん予防には「日本人のためのがん予防法」に沿って、健康習慣の全体に気を配ることが大切としています。食事では塩蔵品を控える、野菜・果物不足にならない、熱い飲食物をとらないことが目標です。

まとめ


参考文献

  1. World Health Organization. Carcinogenicity of red and processed meat(Questions and answers, 23 September 2026). https://www.who.int/news-room/questions-and-answers/item/cancer-carcinogenicity-of-the-consumption-of-red-meat-and-processed-meat (閲覧日:2026年10月22日)
  2. International Agency for Research on Cancer. Q&A on the carcinogenicity of the consumption of red meat and processed meat(2015). https://www.iarc.who.int/wp-content/uploads/2018/07/Monographs-QA_Vol114.pdf (閲覧日:2026年10月22日)
  3. 国立がん研究センター. 赤肉・加工肉のがんリスクについて(2015年10月29日). https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2015/1029/index.html (閲覧日:2026年10月22日)
  4. World Cancer Research Fund. Limit consumption of red and processed meat. https://www.wcrf.org/research-policy/evidence-for-our-recommendations/limit-red-processed-meat/ (閲覧日:2026年10月22日)
  5. 厚生労働省. 令和6年国民健康・栄養調査結果の概要(2025年12月2日公表). https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001603146.pdf (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。