
プレ男仕事でイラッとしたら、喫煙所で1本。あれがないとやってられないよ。たばこはストレス解消なんだって。

メル美でも、たばこを吸えない会議の途中とか、すごくイライラしてない?
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、「たばこはストレス解消になる」という話が本当かどうかです。厚生労働省の「e-ヘルスネット」の記事「たばことストレス」(谷口千枝氏・中村正和氏、2018年9月5日最終確認)をもとにまとめました。
結論:ストレス解消ではなく、「ニコチン切れ」の解消
- 喫煙者の1日の気分の変化を調べた研究では、ストレスは吸う前に高く、吸った直後に下がり、次の1本までの間にまた上がることがわかっています
- これは、たばこのストレス解消効果というより、ニコチンが切れたことによる離脱症状(イライラ、攻撃的になるなど)を、吸うことで和らげているだけと考えるのが適切です
- ニコチンの血中濃度が半分になるまでの時間(半減期)は約30分と短く、吸って一時的に楽になっても、1日に何度も吸いたくなったり、イライラしたりします
- つまり、「たばこはストレス解消法」というのは思いこみで、実はストレスをつくり出す原因なのです

プレ男吸ってホッとするのは、自分でつくったイライラを、自分で消してただけなのか…。
- 吸う場所を探す、吸わない人に気をつかうなど、喫煙そのものが生むストレスもあります
禁煙すると、ストレスは下がる
- 禁煙を始めると、離脱症状で一時的にストレスは高まります
- でも、禁煙に成功した人では、たばこから解放されることでストレスが下がり、心の健康度もよくなることがわかっています

たばこを吸ってホッとするのは、ニコチン切れによるイライラが一時的におさまるためと考えられています。禁煙に成功した人では、ストレスが下がり、心の健康度もよくなることがわかっています。
禁煙中のストレスとのつき合い方
- 離脱症状を和らげる禁煙補助薬を使うことと、ストレスへの対処法を身につけることが大切です
e-ヘルスネットでは、ストレスへの対処として次の2つがあげられています。
1. 気分転換の方法を考える
- 体を動かす:汗を流すことは、気分を明るくするのに役立ち、体重のコントロールにもなります。禁煙中はできるだけ体を動かしましょう
- 趣味を持つ:熱中できることがあると、ストレスがかかったときに役立ちます
- リラックスする時間:温泉や、お気に入りの公園、お寺の庭など、気持ちがゆったりできる「満たされた時間」をつくる
2. ストレスのとらえ方を変える
- 同じできごとでも、とらえ方によって感じるストレスの大きさは変わります
- たとえば上司に怒られたとき、「自分はダメだ」ではなく「いい勉強になった、次に生かそう」ととらえる練習をしてみましょう

メル美イラッとしたら、喫煙所じゃなくて、ちょっと外を歩いてみたら?

プレ男禁煙したら体がどう変わるかも調べてみる。
- 禁煙で体がどう変わるかは禁煙すると体はどう変わる、習慣を変えるコツは習慣を変える5つのステージの記事もどうぞ
まとめ
- たばこでホッとするのは、ニコチン切れのイライラが一時的におさまるだけ
- ニコチンの半減期は約30分。だから1日に何度も吸いたくなる
- 「たばこはストレス解消」は思いこみ。むしろストレスの原因
- 禁煙に成功すると、ストレスは下がり、心の健康度もよくなる
- 禁煙中は禁煙補助薬と、気分転換・とらえ方の工夫を
参考文献
- 谷口千枝, 中村正和. たばことストレス. 厚生労働省 e-ヘルスネット(2018年9月5日最終確認). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/tobacco/t-06-005.html (閲覧日:2026年9月29日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。