基礎知識2026年10月10日

性感染症の受診で、何を聞かれる?:相手のこと、どんな性行為か、予防、これまでの検査、妊娠の希望——「5つのP」。責めるためではなく、必要な検査を選ぶため。わからないこと・言いにくいことは、そのまま伝えてOK

性感染症の検査や診察では、セックスについていろいろ聞かれます。米国CDCの性感染症治療ガイドライン(2021年)は、医療者が性の健康について聞くときの方法として「5つのP」(パートナー、性行為の内容、予防、これまでの性感染症、妊娠の希望)を紹介しています。質問は、どの検査が必要かを決めるため。CDCは、医療者が相手を尊重し、責めない態度で聞くことが大切だとしています。答えにくいことは「わからない」「言いにくい」と伝えて大丈夫です。

目次
  1. 聞かれるのは、責めるためではない
  2. 「5つのP」:聞かれることの例
  3. 検査について、知っておけること
  4. 受診の前に、メモしておくと楽なこと
  5. まとめ

プレ男検査を受けたいけど、診察で「どんなことをしたか」聞かれるのが恥ずかしくて……。

メル美何を聞かれるかが前もってわかっていたら、少し気が楽になりそう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、性感染症の受診で何を聞かれるかの話です。米国CDCの性感染症治療ガイドライン(2021年)の「性の健康についての聞きとり(セクシュアル・ヒストリー)」の部分をもとにまとめました。性病になるより修羅場になる方がヤバい! でも、それ以上に、聞かれるのが恥ずかしくて検査をためらうのはもったいないです。

聞かれるのは、責めるためではない

CDCのガイドラインによると、

質問は、どこをどの検査で調べるかを決めるためのものです。答えにくいことは「言いにくいです」「わかりません」と伝えてもらえれば大丈夫です。

「5つのP」:聞かれることの例

CDCのガイドラインは、性の健康について聞くための方法として「5つのP」を紹介しています。

1. Partners(パートナー)

2. Practices(どんな性行為か)

どこで性行為をしたかによって、のど、肛門、性器のどこを検査するかが変わります(性感染症の検査って何をするの?)。

3. Protection(予防)

4. Past history(これまでの性感染症)

5. Pregnancy intention(妊娠の希望)

メル美妊娠のことも聞かれるんだ。性感染症と避妊は、セットで考えるものなんだね。

検査について、知っておけること

CDCのガイドラインによると、

わからないことは、「今日はどの検査をしますか?」「ほかに受けたほうがいい検査はありますか?」「次はいつ検査すればいいですか?」と聞いてみましょう(性感染症の検査、どれくらいの頻度で受ける?)。

受診の前に、メモしておくと楽なこと

まとめ


参考文献

  1. Workowski KA, et al. Sexually Transmitted Infections Treatment Guidelines, 2021. MMWR Recomm Rep 2021;70(No. RR-4)(Clinical Prevention Guidance: STI and HIV Infection Risk Assessment, Box 1. The Five P’s approach). https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/70/rr/rr7004a1.htm (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。