基礎知識2026年10月10日

性感染症の検査って何をするの?:男性は尿、女性は腟のぬぐい液、のどはうがい液やぬぐい液、肛門はぬぐい液、梅毒やHIVは血液。自分で採る方法もある

性感染症の検査、何をされるのか不安で受けられない——そんな人も多いですよね。米国CDCのガイドライン(2021年)によると、クラミジアの検査に最適な検体は、男性は出始めの尿、女性は腟のぬぐい液で、腟のぬぐい液は自分で採っても医療者が採るのと同じくらい正確です。のどや肛門の感染は、その場所をぬぐって調べ、自分で採る方法もあります。梅毒、HIV、B型・C型肝炎は血液で調べます。どこを調べるかは、性行為のしかたで決まります。

目次
  1. どこを調べるかは、性行為のしかたで決まる
  2. クラミジア・淋菌:尿・ぬぐい液・うがい液
  3. 梅毒・HIV・肝炎:血液
  4. 見た目で診断するもの
  5. 郵送の検査キット
  6. まとめ

メル美性病の検査って、内診台に上がって痛いことをされるイメージがあって、なかなか行けないんだよね。

プレ男男は、どこを調べられるんだろう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、性感染症の検査で何をするのかの話です。米国CDCの性感染症治療ガイドライン(2021年)をもとにまとめました。検査の多くは、尿や綿棒でぬぐうだけ、または採血です。知っておくと、ハードルがぐっと下がります。

どこを調べるかは、性行為のしかたで決まる

クラミジア・淋菌:尿・ぬぐい液・うがい液

クラミジアや淋菌は、遺伝子を調べる検査(核酸増幅検査)でくわしく調べます。

性器

プレ男男は尿を採るだけなんだ。女性も、自分でぬぐう方法があるんだね。

のど

肛門

梅毒・HIV・肝炎:血液

性感染症の検査の多くは、尿、綿棒でぬぐう、採血です。どんな性行為をしたかを伝えると、のどや肛門の検査ももれなく受けられます。恥ずかしがらなくて大丈夫。

見た目で診断するもの

日本産婦人科医会のQ&Aでも、女性の検査について、クラミジア・淋菌・カンジダ・トリコモナスは、腟や子宮の入り口のおりものを採って調べ、痛みはないこと、HIV・梅毒などは採血、性器ヘルペスと尖圭コンジローマは見て診断できることが説明されています。また、クラミジア・淋菌・HIV・梅毒の検査は、結果がわかるまで4〜5日かかるとしています。

郵送の検査キット

トランスジェンダー・ノンバイナリーの人の検査の選び方は、トランスジェンダー・ノンバイナリーの人の性感染症の検査にまとめています。

まとめ


参考文献

  1. 日本産婦人科医会. 性感染症の検査ってどんなことをするのですか?(2017年7月19日作成). https://www.jaog.or.jp/qa/mature/seijyukuqa02/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. Workowski KA, et al. Sexually Transmitted Infections Treatment Guidelines, 2021. MMWR Recomm Rep 2021;70(No. RR-4)(Chlamydial Infections: Diagnostic Considerations、Men Who Have Sex with Men). https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/70/rr/rr7004a1.htm (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。