男磨きOWNER'S MANUAL

PART 04 / MUSCLEDOC. M-04-68

筋トレやスポーツの前の静的ストレッチで力は落ちる?総説では、すぐ後にはかると平均−3.7%、1つの筋肉60秒以上だと−4.6%、60秒未満なら−1.1%。動的ストレッチは+1.3%。ストレッチのあとに動く準備運動を入れると、はっきりした影響はなかった

PART04 筋肉DATE2026年10月12日
SOURCES1 件CHECK医師 監修

運動の前に、じっくり伸ばす静的ストレッチをすると力が落ちる、と聞いたことはありませんか。Behmら(2016年)の系統的レビューによると、ストレッチの直後にはかった運動のパフォーマンスは、静的ストレッチで平均3.7%低下、動的ストレッチで1.3%上昇でした。静的ストレッチは、1つの筋肉あたり60秒以上だと4.6%低下、60秒未満なら1.1%の低下にとどまりました。ただし多くの研究はストレッチの3〜5分後にはかっていて、ストレッチのあとに動的な運動を入れた研究では、はっきりした影響はみられませんでした。可動域の改善は、多くは30分未満で元にもどっていました。

目次
  1. ストレッチ直後のパフォーマンス
  2. でも、そのあとに動けば?
  3. 可動域は30分未満でもどる
  4. まとめ

プレ男筋トレの前に、1分ずつじっくりストレッチしてる。でも力が落ちるって聞いて不安になった。

メル美研究のまとめだと、長く伸ばすほど直後の力は少し落ちるけど、そのあとに動く準備運動をすれば、はっきりした影響はなかったんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は運動前のストレッチです。Behmらが2016年に発表した系統的レビュー「健康で活動的な人の筋のストレッチが、運動パフォーマンス・関節の可動域・けがの発生に与える急性の影響」(Applied Physiology, Nutrition, and Metabolism)をもとにまとめました。

このレビューでは、静的ストレッチ、動的ストレッチ、PNFストレッチの3つを比べています。

ストレッチ直後のパフォーマンス

ストレッチ 直後のパフォーマンスの変化(平均)
静的ストレッチ −3.7%
動的ストレッチ +1.3%
PNFストレッチ −4.4%

プレ男1分以上伸ばすと、少し力が落ちやすいのか。

でも、そのあとに動けば?

可動域は30分未満でもどる

系統的レビューでは、運動前の静的ストレッチは、1つの筋肉あたり60秒以上だと直後のパフォーマンスがやや下がりましたが、ストレッチのあとに動的な運動を入れた研究では、はっきりした影響はみられませんでした。

ストレッチのやり方の基本はストレッチは「最低20秒」「痛くなく気持ちよい程度に」「息を止めない」、時短の筋トレでのウォーミングアップの考え方は忙しい人の時短筋トレへ。

プレ男筋トレ前の静的ストレッチは短めにして、そのあと軽く動いてから始めよう。

メル美準備運動の順番、いっしょに見直してみよう。

フォームローラーの研究は、フォームローラー(筋膜ローラー)で体をコロコロは効く?へ。

まとめ


参考文献

  1. Behm DG, Blazevich AJ, Kay AD, McHugh M. Acute effects of muscle stretching on physical performance, range of motion, and injury incidence in healthy active individuals: a systematic review. Appl Physiol Nutr Metab. 2016;41(1):1-11. doi:10.1139/apnm-2015-0235. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26642915/ (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。