幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.131

岡本綺堂「水鬼」九州の尾花川に浮かぶ、薄白と薄むらさきの「幽霊藻」。若い女の肌にふれると祟るという。夏休みに帰省した学生が、闇の田舎道で道連れになった芸妓は、静かに言った。「わたくしはこれから警察へ行くんですよ」

岡本綺堂の短編「水鬼」(初出は『講談倶楽部』1924年9月)。九州の不知火の名所に近い町。夏休みに帰省した学生のA君は、乗合馬車でいっしょになった兄妹の妹——門司の芸妓——が、途中で姿を消すのを見ます。尾花川の堤には、壇ノ浦から落ちのびた平家の官女のたましいといわれる「幽霊藻」が浮かび、若い女の肌にふれると祟るといわれていました。青空文庫の本文で、あらすじと読みどころを紹介します。

2026年10月22日

目次
  1. 不知火に近い町と、尾花川
  2. 消えた妹
  3. 幽霊藻
  4. 堤の上の二つの白い影
  5. 「わたくしはこれから警察へ行くんですよ」
  6. おむつの身の上話
  7. 馬が倒れたわけ
  8. 尾花川の幽霊藻
  9. まとめ

プレ男「水鬼」って、水の中の鬼?川で何かが出てくる話かな。

メル美出てくるのは鬼じゃなくて、川に浮かぶ小さな花なんだって。

今回は、岡本綺堂の短編「水鬼」(すいき)です。青空文庫の本文(底本:原書房『異妖の怪談集 岡本綺堂伝奇小説集 其ノ二』)で読みました。初出は『講談倶楽部』1924年(大正13年)9月です。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

※この作品には、少女がだまされて売られる話、人が殺される場面、身投げが出てきます。

不知火に近い町と、尾花川

消えた妹

幽霊藻

メル美男の人にはなんの関係もない、若い女の人だけに祟る花…。なんだか意味ありげだね。

堤の上の二つの白い影

「わたくしはこれから警察へ行くんですよ」

おむつの身の上話

馬が倒れたわけ

尾花川の幽霊藻

A君は、若い女が幽霊藻の伝説にとらわれてそんな夢を見るのは「不思議のようで不思議でない」と思いながら聞いていました。それでも最後に、川しもで見つかった体には幽霊藻が一面にからみついていた、と語られます。

まとめ


参考文献

  1. 岡本綺堂. 水鬼(底本:『異妖の怪談集 岡本綺堂伝奇小説集 其ノ二』原書房). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/card43546.html (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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