幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.132

岡本綺堂「停車場の少女」湯河原からひとり帰る国府津の駅。改札口の人ごみで、耳もとにささやく声——「継子さんは死にましたよ」。ふりかえると、左の眼に白い曇りのある15、6の娘。今朝別れたばかりの親友に、何が起きたのか

岡本綺堂の短編「停車場の少女」(初出は『講談倶楽部』1925年5月)。日露戦争が終わってまもないころ、女学生のわたくしは、親友の継子さんと、湯河原で療養中の継子さんの許婚・不二雄さんを見舞います。雨の朝、ひとりだけ先に帰ることにしたわたくしが、国府津の停車場の改札口で聞いたのは「継子さんは死にました」という声でした。青空文庫の本文で、あらすじと読みどころを紹介します。

2026年10月22日

目次
  1. 「嘘らしいように思召すかも知れませんが」
  2. 湯河原へのお見舞い
  3. 雨の朝の別れ
  4. 国府津の改札口で
  5. 汽車に乗れない
  6. 食卓の上の手紙
  7. 読みどころ
  8. まとめ

メル美今回は、真っ昼間の駅で起きる怪談なんだって。

プレ男夜でもお墓でもなく、人でいっぱいの駅?それがこわいの?

今回は、岡本綺堂の短編「停車場の少女」です。青空文庫の本文(底本:原書房『異妖の怪談集 岡本綺堂伝奇小説集 其ノ二』)で読みました。初出は『講談倶楽部』1925年(大正14年)5月です。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

※この作品には、若い人が急に亡くなる話が出てきます。

「嘘らしいように思召すかも知れませんが」

湯河原へのお見舞い

雨の朝の別れ

国府津の改札口で

プレ男となりに並んでいたのに、改札を出たら消えてる…!

汽車に乗れない

食卓の上の手紙

メル美最後に残っていたのが、継子さんの「言いわけの手紙」なのが切ない…。

読みどころ

Mの奥さんは、不思議な娘の正体について最後まで「それがどうも判りません」と語ります。綺堂は、正体を説明しないまま物語を閉じています。

まとめ


参考文献

  1. 岡本綺堂. 停車場の少女(底本:『異妖の怪談集 岡本綺堂伝奇小説集 其ノ二』原書房、1999年). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/card45544.html (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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