病気の解説2026年10月5日

肛門がんとHPV:肛門がんの多くはHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因。まれながんだが、症状は痔や切れ痔とまぎらわしい。HPVワクチンが予防のいちばんの方法

肛門がんは、まれながんですが、英国NHSによると、その多くはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因です。HPVは性器の皮膚どうしの接触や、腟・肛門・口のセックス、セックストイの共用でうつります。アナルセックスをする人、喫煙、HIVなどで免疫が弱っている人、子宮頸がんなどにかかったことがある人で起こりやすく、出血、かゆみ、痛み、しこりなど、痔とまぎらわしい症状が出ます。予防のいちばんの方法はHPVワクチンです。

目次
  1. 肛門がんとは
  2. HPVのうつり方
  3. なりやすい人
  4. 症状:痔とまぎらわしい
  5. 予防:HPVワクチンがいちばんの方法
  6. まとめ

プレ男HPVって、子宮頸がんの原因でしょ?男には関係ないと思ってた。

メル美肛門のがんやのどのがんの原因にもなるって聞いたよ。男女どちらにも関係あるんだね。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、肛門がんとHPVの話です。英国NHSの資料をもとにまとめました。HPVは、子宮頸がんだけでなく、肛門がんやのどのがんの原因にもなります。

肛門がんとは

NHSによると、

HPVのうつり方

NHSによると、HPVは次のようにうつります。

HPVに感染しても、ほとんどの人はがんになりません。

プレ男セックストイの共用でもうつることがあるんだ。

なりやすい人

NHSは、次のような人は肛門がんになりやすいとしています。

ただし、NHSは、だれでも肛門がんになりうるとしています。

症状:痔とまぎらわしい

NHSによると、肛門がんの症状には次のものがあります。

症状がないこともあり、痔や切れ痔などのよくある病気と症状が似ています。こうした症状はとても多く、肛門がんとは限りませんが、早く見つけるほど治療がうまくいきやすいので、受診しましょう。

肛門のまわりのイボは、HPVの別の型による尖圭コンジローマのこともあります。

肛門がんの多くはHPVが原因で、HPVワクチンで予防できます。出血やしこりなど痔に似た症状が続くときは、自己判断せずに受診を。

予防:HPVワクチンがいちばんの方法

HPVは、男性の陰茎がんの原因になることもあります。

HIVのある人とHPVについては、HIVとHPV(ヒトパピローマウイルス)にまとめています。

まとめ


参考文献

  1. NHS. Anal cancer(What is anal cancer? / Symptoms / Causes). https://www.nhs.uk/conditions/anal-cancer/ (閲覧日:2026年10月5日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。