性病と間違えやすいもの2026年9月29日

ペニスの先にただれ、でも性病じゃない?薬を飲むたびに同じ場所に出る「固定薬疹」。痛み止めや抗菌薬が原因に

亀頭(ペニスの先)や唇に、赤くて丸い発疹やただれができて、治ったあとに茶色いあとが残る。しかも、前にも同じ場所にできた——それは、薬のアレルギーの一種「固定薬疹」かもしれません。2026年の研究のまとめでは、男性の陰部の固定薬疹は亀頭に多く、抗菌薬や痛み止めが原因となることが多く、性感染症とまちがわれやすいとされています。見分けのヒントと受診のポイントをまとめました。

目次
  1. 固定薬疹ってどんなもの?
  2. 男性の陰部の固定薬疹:262人のまとめ
  3. 性感染症との見分けのヒント
  4. 受診するときのポイント
  5. まとめ

プレ男ペニスの先に赤いただれができたんだ…。しかも、半年前にも同じ場所にできた気がする。ヘルペスかな?

メル美その前に、何か薬を飲まなかった?かぜ薬とか、痛み止めとか。

こんにちは、Dr. Taro です。 「性病と間違えやすいもの」、今回は固定薬疹(こていやくしん)です。性感染症ではありませんが、陰部に出ることが多く、性病とまちがわれやすい病気です。

固定薬疹ってどんなもの?

男性の陰部の固定薬疹:262人のまとめ

2026年に発表された、男性の陰部の固定薬疹262人の報告をまとめた研究です。

プレ男そういえば、この前、歯が痛くて痛み止めを飲んだんだ…。

性感染症との見分けのヒント

固定薬疹を疑うヒントは、次のようなものです。ただし、見た目だけで自分で判断することはできません。

一方で、性器ヘルペスや梅毒なども、陰部のただれ・潰瘍の原因になります。性的な接触があった場合は、性感染症の検査も大切です(陰部の潰瘍・ただれ)。

受診するときのポイント

同じ場所にくり返し出る発疹は、固定薬疹かもしれません。受診のときは、お薬手帳や最近飲んだ薬のメモを持っていきましょう。

まとめ


参考文献

  1. Salle R, Marcellier G, Duong TA, Dauendorffer JN. Male genital fixed drug eruption: a systematic review. Clin Exp Dermatol. 2026. https://doi.org/10.1093/ced/llag275 (閲覧日:2026年9月29日)
  2. Makris M, et al. Nimesulide-Induced Fixed Drug Eruption Followed by Etoricoxib-Induced Fixed Drug Eruption: An Unusual Case Report and Review of the Literature. J Clin Med. 2024;13(6):1583. https://doi.org/10.3390/jcm13061583 (閲覧日:2026年9月29日)
  3. Loo LY, Ngiam NHW, Sultana R, Lee HY. Generalized Bullous Fixed Drug Eruption: A Systematic Review. J Allergy Clin Immunol Pract. 2026. https://doi.org/10.1016/j.jaip.2026.01.003 (閲覧日:2026年9月29日)
  4. 公益社団法人日本皮膚科学会. 皮膚科Q&A 薬疹(重症). https://qa.dermatol.or.jp/qa18/index.html (閲覧日:2026年9月29日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。